「シワと老化現象」-2(シワのメカニズム)
 
皮膚にシワができるメカニズムを見てみましょう。
我々の皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層構造になっています。
表皮はもちろん皮膚の表面に当たる組織で、皮膚表面の下の角質層、角質細胞、
角質細胞の細胞間にあるセラミド(脂質)、そして下部にある基底層で構成されています。
基底層で作られた新しい細胞は、皮膚の正面へと徐々に押し上げられ、
およそ28日のサイクルで古くなった細胞と入れ変わります。
従って古くなった細胞は、角質となってはがれ落ちていくのです。
 
表皮の下にある真皮は厚い層で、体毛や汗腺、皮脂腺の出ている部分です。
実は真皮では、肌の張りを保つ2つの重要な働きがあります。それは弾力性と保湿性です。
まず弾力性を見てみます。真皮にはコラーゲン繊維とエラスチン繊維が網の目のように張りめぐらされています。
これらの繊維が肌に弾力性を与えているのです。
そして肌の保湿性に大きな役割を果たしているのが皮脂腺です。皮脂腺から分泌される皮脂という油が、
皮膚の表面の角質層に広がり、皮脂膜を形成し、水分の蒸発を防いでくれるのです。
 
ではこれらの皮膚がどうやってシワになっていくのでしょうか。
シワといっても大きく分けて2種類あります。皮脂性の小さなシワと、真皮性の深いシワです。

 

「シワと老化現象」-1(53歳で化粧不要?)
 
女性の肌は20歳前後が最も美しいといわれています。
しかし、年と共にシワが現れ始め、顔の印象が変わってしまいます。
年と共に現れるシワは誰もが避けられないものですが、1度できたシワは、治療できないものなのでしょうか。
 
「1度シワが現れてしまうとなかなか治すことは難しいですね。」
 
1度できてしまったシワは、現在の技術では、外科手術以外に方法がないようです。
今のところ、我々はシワと共に衰えていくしかないというのです。
 
しかし、こちらの女性は現在53歳。眉毛以外何も化粧をしていないにもかかわらず、
あるべきシワがほとんど目立たないのです。もちろんシワを除去する外科手術もしていないといいます。
ではなぜ50代のこの女性にはシワが目立たないのでしょうか。
 
「シワを治療することは難しいんですが、予防することは可能なんです。」
 
彼女はシワができないように予防してきたといいます。ではどのようにすれば予防できるのでしょうか。

 

「ナスカの地上絵」-10(終)(地上絵=気球で飛ばされる死者に送る絵)
 
取材スタッフは、今も冒険家として活躍するウッドマンとコンタクトを取り、彼の家を訪ねました。
 
彼のたどり着いた仮説とは…。
「つまり気球には生きた人間ではなく、死んだ人間を乗せて飛ばしていたのではないかと考えています。
  すなわちナスカでは、気球によって葬式が行われていたのではないでしょうか。」
 
なんと2000年前、古代ナスカ人は、気球による葬式が行われていたというのです。
この説を裏付けるようにナスカ文明から1000年後のインカ文明の中に古い伝説が残されていました。
 
「インカの王は、代々太陽の子であり、死後は再び太陽に帰る。」
 
ウッドマンの仮説によれば、気球はナスカ平原の上空で太陽増加現象を起こし、
人の目には届かないところまで上昇し、この地方特有の偏西風に乗って大西洋上空まで運ばれていった。
それが地上では、まるで死者が太陽へ帰っていくように見えたのではないかというのです。
 
では気球に死者を乗せたとするならば、死者が見ることのできない地上絵とは、何の目的で描かれたのでしょう。
 
「ナスカの地上絵は、死者に捧げる贈り物だったのでしょう。
  生きている人にではなく、気球で飛ばされた死者に送る絵だったのです。」
 
さらにウッドマンによれば、気球を飛ばすには多くの労力を必要とするため、
全ての死者が気球に乗せられるとは考えにくい。となると王などの神格化された者を気球に乗せて、
太陽に送り返すと考えた方が妥当です。それ以外の多くのナスカ人に対しては、形式化した弔いの形として、
気球を作る布が墓に埋められたのです。
だからこそ多くの布が墓に埋められていたのだとウッドマンは説明します。
 
さらにここで1つの注目すべき事実があります。それは墓に埋められていた副葬品です。
土器に描かれていたものが地上絵と同じだったのです。
つまりこれらの土器は、ナスカの地上絵と同じ目的を持っていたと考えられます。
とするとウッドマンの言うように太陽に返された王たちへの壮大な贈り物が副葬品だったかもしれません。
しかし、これも古代ナスカへの仮説に過ぎず、全てが解明されたわけではありません。
 
例えばクモの絵にまつわる2つの謎。なぜ遠くアマゾンにしか生息しないクモをモデルにできたのでしょうか。
なぜ顕微鏡でしか見ることのできない微細な生殖器をデザインできたのでしょう。
古代ナスカ人が文字を残していない以上、歴史は何も答えを出してくれません。
謎の解明には多くの困難に遭遇しそうです。
「人間は月や火星に行こうとしているのに、地球のこととなると、まだまだ分からいことばかりですね。」
 
(おわり)