随分とご無沙汰な更新になってしまいました。

雅番外地「三十一×三十一」無事公演終了しました。ご来場いただいた皆様ありがとうございました。

 

今回主催の片岡雅さんとの出会いが、実は僕にとって大きな人生の起点になっていまして。

彼がいなければ小劇場での照明の仕事もこんなに出来ていなかった気がします。

 

片岡雅、元たらこ劇場所属。

出会いは劇団ガンダム。ガンダムネームはドズル中将。

とにかく何もかもでかい。体がでかい。声がでかい。態度がでかい。あそこもでかい、らしい(本人談)。

ずっと喋ってる。たぶん喋らないと死ぬ。静かなのは寝てるときともぐもぐタイムだけ。

思ったことをすぐ口にする。自分主義。人の芝居は見ない。

初対面は絶対仲良くなれないタイプだな、と思いました。

それなのに僕は劇団ガンダムで何故か「ドズル隊」に任命され、そこから中将の側近的ポジションになりました。何故だ。

でも何故か憎めないのは、真面目で裏表がないから。よく言えば滅茶苦茶素直なんです。

そんな中将に紹介してもらったのが、坂口修一さんが一年間一人芝居をした「火曜日のシュウイチ」の照明でした。

とあるバーで「こいつ照明してるから使ったってー」「よろしくおねがいします」くらいの軽い口約束で決まったのがこの仕事。

そこから翌年「火曜日のゲキジョウ 30×30 1stシーズン」を一年間やりました。

この二年間で出会った人々の繋がりから、色んな劇団やユニットの照明をやらせていただきました。

本人には言いませんが本当に感謝しています。

 

おそらく今回が最後の舞台になった中将。

プライベートで仲のいい役者、上田裕之さん(通称パレハ)とがっつり絡んで芝居がしたい、となったのが今回の発端。

そこで集められた中将ゆかりの客演、スタッフ陣(半分は作・演出のアサダさんの力ですが)。

実は最初別件の仕事があってお断りしたんですが、どうしても恩返しがしたくてなんとか日程を空けました。本当に最後だなと思ったんで。

なかなか出会うことは無くなるけれど、この数週間毎日のように聞いてた声が聞けなくなるのもちょっと寂しい気がし…ませんね。五月蠅いだけです。

またふいにメッセンジャーで「シャアザク暇してる?飯いこーぜ」というお誘いが一年に一回くらいくるかもしれません。

いや、LINEを使えるようになったのでLINEでくるかもですね。

「俺は絶対LINEせーへん」と言ってたのに、周りに「連絡が楽だから」と推されて始めた中将。最後には意気揚々と写真もあげてました。

そういうところがやっぱり憎めないです。