今から39年前の1974年、テレビ放送が開始された宇宙戦艦ヤマト。画期的な展開と美しいSF映像が、多くのアニメファンを虜にしました。この作品がきっかけで、アニメは子供の物と思われていた概念が一蹴され、アニメは大人も楽しめる大衆娯楽としての地位を確立したと言っても過言ではありません。その後映画化などをされ、アニメの歴史に歯欠かせない作品となりました。
昨年、OVA作品「宇宙戦艦ヤマト2199」として復活し、劇場公開などを通じて久しぶりに表舞台に登場しました。そして、同じ作品をTBS系列の日5枠で放送する事が決定しました。正直、OVAと同じ内容を放送して意味があるのだろうかと思いました。しかし、放送はヤマトというアニメの金字塔を以前のファンは勿論、平成生まれであるヤマトを知らない世代にも知ってほしいという意図があるのだと気付き、私も子供のころに再放送で観たヤマトをしっかり観て、物語の感想やストーリーを紹介して行きますので宜しくお願いします。
侵略を進めてきたガミラス帝国に対し、地球側は友好関係を築こうとしたが、侵略し自分達の星にしようと企むガミラスは、情け容赦の無い遊星爆弾による攻撃を冥王星基地から浴びせ続けた。地球は放射能を含む爆弾の被害により、地上では生活出来なくなり動物は死滅した。唯一の生きる術は、地下に都市を建設して被害を防ぐ事。しかし、それも時間の経過と共に不可能になりつつあった。最初の攻撃から8年が経過した西暦2199年、地球は滅亡の危機に瀕していた。
国連宇宙艦隊司令長官沖田十蔵は、艦隊を率いて冥王星沖に展開していた。敵は待ち伏せしていたガミラスの大艦隊、降伏を求めてきたが「馬鹿め!」と返答するよう命じた沖田の言葉から一気に開戦に突入した。ガミラスの艦隊は地球側の攻撃を受け付けず、圧倒的な戦力差を見せつけられ、旗艦きりしまも攻撃を受け危機に瀕していた。作戦に参加していた古代守艦長のゆきかぜは、急速反転しキシリマの救援に向かう。
実は沖田の狙いはガミラス艦隊の壊滅ではなかった。地球を滅亡の危機から救い出す鍵を手にする為、ガミラス艦隊の目を自分達に向けさせる陽動作戦を展開していたのだ。多数の死者を出しても強大なガミラスに対抗するにはそれしか方法が無かった。14万6000光年離れたイスカンダル星から飛び立った高速宇宙船は海王星を通過、目的地である火星へと向かっていた。
その鍵を受け取る回収要員に選ばれたのが、古代進と島大介の2人。火星に到着して3週間が経過し、焦りを募らせていた時ついに連絡が入った。不時着した宇宙船の中には既に亡くなっていた女性と楕円形の物体があった。その物体こそが地球を救えるかもしれない最後の希望。ヤマトと名付けられた宇宙戦艦の波動コアである。沖田は波動エンジンを手に入れた報告を受け、陽動作戦を終了し帰還を命じた。
壊滅的な打撃を受けた国連宇宙艦隊だったが、まだきりしまとゆきかぜが残っていた。ガミラス艦隊は再集結しつつある状況下で、古代は帰還しようとする沖田に敬礼して自分が食い止める意思を伝えた。若き有望な指揮官を失わせたくない沖田は、撤退するように促したが、沖田は地球を守る為に残された希望だと信じる古代は、自らを犠牲にしてガミラス軍に立ち向かい攻撃を受けゆきかぜは宇宙の藻屑と消えた。
多大なる犠牲を払った冥王星海戦から3週間、古代進と島の2人はきりしまへ波動エンジンを運んで来た。兄のゆきかぜが存在しない事を知り気が焦る古代は、撃沈した事を知らされ悲しみに暮れた。波動コアと既に完成していた波動エンジンがあって初めて実行に移されるヤマト計画。新造の宇宙戦艦があればイスカンダルに行けるかも知れない。一縷の希望が見えた来たが、情け容赦の無い遊星爆弾の攻撃を繰り返すガミラスに対する知識は、皆無と言っても良い状況である事に変わりは無かった。
地球に帰還した古代は、基地で働クルーの会話を聞いて愕然とした。兄が戦った戦闘が陽動作戦に過ぎなかった事を。責任者である沖田の場所を怒りに震えながら尋ねるが、反対に冷たく言い放つ女性通信士森雪。あのイスカンダルの女性に瓜二つの存在に驚きながらも2人は初めての出会いを果たした。情報を得た古代は、待機命令を無視して治療を受けていた沖田の下に向かった。指導教官だった土方竜の制止を無視してでも真相を確かめたい。その一身で陽動作戦の是非を尋ねると、沖田は若者に対し男らしく散った兄古代守の死を謝罪し頭を下げた。
ヤマト計画に参加するメンバーは既に選定されており、古代と島もそのメンバーに選ばれていた。彼女と呼ぶイスカンダルのスターシアは、地球を救う為の鍵である波動エンジンのコアを運ばせ、それを得る事ができた。ヤマト計画はいよいよ実行段階に進もうとしていた時、ガミラスの偵察機が地球にやって来た。兄の敵討ちだと意気込む古代は、制止を無視して出撃。攻撃して倒そうとするのだが、まだ最新鋭機「コスモゼロ」は武装が外されており、おまけにシステムエラーが発生し不時着した。そして、古代と島はガミラスが偵察していた目的を知る。それが250年前に撃沈した戦艦大和の残骸だった。大和は宇宙戦艦として生まれ変わり、16万8000光年の彼方イスカンダルへ地球の切り札なのだ。
40年近く経過し最新のCGを駆使した作品は、以前の面白さを失うことなく非常にスピーディーで面白かったですね。やっぱり、こういう作品が今のアニメ界には必要ではないでしょうか?萌えや腐作品ばかりでは、更に狭い業界になってしまう気がします。日5という時間で放送される意図は、アニメの魅力を多くの人に伝えるべきだなって感じました。人類滅亡まで後365日!