①4年振りのコラボ再結成
「ルパン三世」と「名探偵コナン」が夢のコラボレーションを果たす映画『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』が今年12月に公開されることが明らかになった。20日に行われた映画『名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)』初日舞台あいさつにて発表された。二大キャラクターの共演は、2009年3月に放送されたスペシャルアニメ「ルパン三世 VS 名探偵コナン」以来、4年ぶり2度目となる。
2009年のスペシャルアニメは、日本テレビ55周年、読売テレビ50周年記念企画として「金曜特別ロードショー」で放送。「ルパン」と「コナン」の初共演が話題を呼び、19.5パーセントという高視聴率を記録した。昨年3月の、スペシャルアニメとしては異例となる再放送時にも15.2パーセントという高い視聴率を獲得している。(数字は関東地区・ビデオリサーチ調べ)
待望のコラボレーション第2弾となる『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』は、完全オリジナル劇場版新作。前作よりも“対決感=VS感”を重視したといい、「ルパン三世」原作者のモンキー・パンチは「スクリーンの大画面で観るコナンとルパンのアクションにご期待ください。天才怪盗ルパン三世の前に立ちはだかるのは何といっても同じ天才・名探偵コナンですから、二人がスクリーンに映るだけでもワクワクします」と期待を寄せる。
一方、「コナン」原作者の青山剛昌は「テレビスペシャルの出来が良かったので『やっぱりなっちゃったか』って感じですね(笑)」とコナン顔負けの推理で第2弾を予想していたことを明かすと「1年に2回もコナンの映画をやるなんてちょっと不思議な感じです」と心境を語った。「ルパン三世」の世界に「コナン」が遊びに来た印象の強かった前作からは一転、本作では「コナン」の世界に「ルパン三世」がやってきたような仕上がりになるとのこと。とはいえ、「ルパン三世」ファンが喜ぶ遊びや仕掛けも劇中さまざまなところにちりばめられており、「ルパン三世」ファンも「コナン」ファンも楽しめる作品になっていると両原作者は太鼓判を押している。
以下、原作者のコメント全文
モンキー・パンチ
「スクリーンの大画面で観るコナンとルパンのアクションにご期待ください。天才怪盗ルパン三世の前に立ちはだかるのは何といっても同じ天才・名探偵コナンですから、二人がスクリーンに映るだけでもワクワクします。『ルパン三世』ファンに関しては、ハードボイルドな大人のルパンが好きな方から茶目っ気たっぷりのルパンが好きな方まで、すべてのルパン好きに楽しんでもらえるようになっています。
今までのルパンのオマージュもたくさん出てきて、懐かしさを誘う仕掛けも作品中に散りばめています。ですので、セリフの一語一句を聞き逃さないようにして、推理の面白さも堪能してほしいです。また、本作をきっかけに『名探偵コナン』の素晴らしい魅力も再確認してもらいたいですね。当然、その逆もまた然りです。この作品は、間違いなく子供から大人まで、誰もが楽しめる作品となっています。僕はそれがアニメーションの本質だし、それこそがルパン三世だと思っていますので、とにかく嫌なことは何もかも忘れて楽しんでください!」
青山剛昌
「テレビスペシャルの出来が良かったので「『やっぱりなっちゃったか』って感じですね(笑)。1年に2回もコナンの映画をやるなんてちょっと不思議な感じです。前回のテレビスペシャルはルパンの世界にコナンがお邪魔したって感じでしたけど、今回の映画はコナンの世界にルパンがやって来たって感じです(笑)旧ルパンファンのおじさんおばさんたちから、少年探偵団ファンのすごいチビッ子たちまで楽しめる映画だと思うので、家族みんなで観に来てください。時期的に、コナンとルパンからのクリスマスプレゼントだと思って観に来てね」
シネマトゥデイより
それぞれの作品にはカラーがあります。コラボというのは意外と簡単そうに思えてもいざやってみたらそれぞれの特徴を消して、全然駄目だったなんて事もあります。しかし、2009年に放送されたルパンVSコナンは、探偵と泥棒のコラボですから事件が絡んで非常に上手く行きました。逆に目暮警部と銭形警部の方が違和感あったぐらいです。ルパンは4年経過した現在、声優陣が一新してニュールパンに生まれ変わりました。コナンは今日から劇場公開されて相変わらずの面白さをキープしています。今回の劇場版公開は、両作品が好きな人へのプレゼントになりそうでいいですね。
②ラムズは一体どうなったのか?
サヨナラだけが人生だ。というわけで、年度切り替わりのタイミングで有名・無名を問わず多くの声優がプロダクションから独立、移籍した。茅原実里がエイベックス・プランニング&デベロップメントを退所し個人プロダクション「株式会社M-Peace」を設立、櫻井孝宏が81プロデュースから独立しフリーとなったというニュースは、ニュースサイトにも記事が掲載され大きな注目を浴びた。
その一方で、野川さくら、宮崎羽衣ら声優プロダクション・制作会社のラムズに所属する声優が3月31日に一斉に退所。その後、ラムズのサイトが「メンテナンス中」となりすべてのページが見られなくなってしまっていることから、声優ファンの間では「一体ラムズに何があったんだ?」とさまざまな臆測が飛び交っている。
もともとラムズは制作会社としてスタートしたものの、2000年頃に野川さくらの所属をきっかけに声優プロダクションとしても活動するようになり、04年に付属養成所「RAMS Professional Education」(通称・RPE)、06年に劇団「RAMS ACTORS THEATER」を設立。ゼロ年代半ばにはRPE出身の若手女性声優たちによるアイドル声優ユニット・クローバーを結成し、一時代を築いた存在だ。
クローバーはかなりの人気を獲得し、現在のアイドル声優ブームに至る地ならし的役割を果たしたが、ゼロ年代後半よりクローバーのメンバーをはじめとする所属声優が続々と離脱。設立当初は事務所を牽引し、養成所の宣伝塔として大きな存在感を放っていたアイドル声優たちも世代交代の波にのまれてしまい、次第に「アイドル売り」することが困難になってきたことから、ラムズは徐々に失速。そこで発生したのが今回の騒動だが……。
「結論から言って、ラムズは3月末で倒産しました。ビルのワンフロアを借りて事務所、制作会社と同時に声優の養成所・イベントスペースを運営していたラムズは、他のテナントたちから騒音・振動について頻繁に苦情を受けていたそうです。そこでビルのオーナーとの協議の結果、退去・移転することになりました。しかし、フロアを大改造していたラムズには原状復帰の義務が発生。その費用は莫大な金額で、それが捻出できずに倒産したそうです」
そう語るのは、ラムズの元関係者。アイドル声優を宣伝塔として自前で養成所を運営。そこで育てた若手をアイドル声優として売り出し、自社のスペースでイベントを打つ、というビジネスモデルで勢力を急拡大させたラムズだが、肝心のアイドル声優がいなくなってしまったことでかつての投資が不良債権化。最終的に移転費用も捻出できずに倒産してしまったというのは、なんとも皮肉な話である。ラムズの栄枯盛衰、そして消滅というニュースは、現在の声優ビジネスに一石を投じる事件だといえる。
日刊サイゾーより
声優になりたい!そう思う人は90年代中盤から増え始めて、2000年代以降は人気職業となりました。しかし、人気が長続きする世界ではなくいろいろな事が出来なければ生き残れない厳しい世界なのです。2000年代半ば一世を風靡したアイドル声優を送り出したのがラムズでした。毎クール多くのアニメ作品に所属声優が出演し、クローバーというユニットを結成。新宿御苑のラムズ本社でのイベントなどの開催で人気を博しました。
しかし、クローバーや野川さくらさんに続くアイドル声優を送り出す事が出来なかった事が致命傷となり、屋台骨を支えて来た声優達も2000年代後半以降めっきり出演本数が減っただけではなくスフィアやゆいかおりなど新しいアイドル声優達の登場によって、衰退の一途をたどりついに2012年度末をもって倒産というのは本当に厳しい。ミュージックレインやスタイルキューブも第2のラムズにならないよう願います。