仲良くしない方がいいと思うことにも理由がある。
基本的に多くの人が仲良くなると遠慮がなくなる。
遠慮がなくなると距離感が近くなる。
距離感が近くなると優先順位が下がってくる。
優先順位が下がってくると気を遣われなくなってくる。
気を遣われなくなってくるとおざなりになってくる。
多くの人がそんなことはないとか大切にしたいるとか大事に思っているとか言う。
それもまた事実ではあるのだろう。
でも、思いと行動と言葉は違う。
生まれたばかりの赤ちゃんと、思春期を過ぎて落ち着いてきた高校生を相手にする時と同じくらいにそれは違う。
初対面の人には敬語を使う。
慣れてくるとタメ語になる。
それが悪いわけでは無い。
心の距離が近くなるのはむしろ良いことだ。
それでも必要最低限超えて欲しく無いラインは誰でもあるわけだ。
なんのために?だれのために?
それは自分のためだ。
他人には自分を超えて欲しく無い。
能力的な意味では無い。
人は事実を突きつけられると腹が立つと言うが、自分にとって自覚のないことは相手にとっての事実であり、自分にとってはただの攻撃だ。
正しいことが正義とならないことや、真実が攻撃と受け取られる理由だと私は思っている。
たいていの人はその時、自分の心を踏み躙られたと怒りをあらわにする。
しかし、現実は、何度も何度も相手の心を踏み躙ってきた結果でしか無いと今は思う。
自分目線でしか考えられない時は、知らず知らずに他人を踏み躙っている。
人は1人では無いかもしれない。
1人だと感じる時にはもう、たくさん傷つけて傷つけられた後なだけだ。
誰かには必ず自分はいない。
みんなには都合のいい人しかいない。
誰も助けてくれない。
自分のことは入っていない。
みんな持っている。
せいぜい3人。
誰かって誰さ?
自分には見えない人だよ。
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