戦前・戦中・戦後の激動を駆け抜けた祖父母の話

前回のお話はこちら↓↓


 ほぼ初めまして婚。誰かとお付き合いも,そんな気持ちにもなったことないのに!物がなくて生きるのにも必死,夫婦の関係も手探り。ただ,必死にならなければ生きられない時だからこそ,2人でギクシャクしながらも同じ方向を向いて進めたのではと思います。



 闇市を全員が使っていたらそれはもう公の市なんじゃ?と思うほど,闇市を利用するのが当たり前,というか使わなければ餓死だったと聞きます。とある新聞記事に,頑なに闇市を使わなかった偉い人が一家で餓死したいう記録があると読みましたね。



 結婚後,どうにか夫婦というものに慣れて,ようやく第一子も生まれ,貧しいながらもどうにか生活はできていた。



 働きながら工場開業の準備をして…第二子は長男。第三子は次女!



 長女ミーコは天才児として表彰され,工場もようやく持つことができ,順調そのもの。



 そんな時はよくないものが寄って来る!?



つづく