中下位層の塾選び――本当に“難しい時代”になった。

今は無料動画も解説サイトも揃い、学校ワークと教科書をきちんとやっていれば、定期テストは十分に戦える。
偏差値が下がるほど普通科の倍率は低くなる。つまり――

自制心と自主性さえあれば、塾に通う必要すらない。

それでも塾に通わせる理由は多くの場合、

「塾くらい通わせておきたい」という保護者様の安心

「友達と夜も一緒にいたい」という生徒側の希望


このどちらかだ。

だが、これでは成績は上がらない。
志望校は“今の実力で行けるところ”。ひょっとすると私立高校の方が向いている場合も出てくる。
友人の足並みに合わせて進み、保護者様も塾選びをしていない――。
今の中下位層が抱える現実だ。


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■麻布学院の「中下位層」が他塾と話が噛み合わない理由

私はこれまで多くの塾長と話してきた。
しかし、「中下位層は、居心地良く楽しく通わせた方がいい」という意見を聞くたび、胸の奥がザワつく。

麻布学院の中下位層はまったく違う。

上位層と同じ授業量

同じ自学時間

同じ環境で毎日学ぶ

そして必ず伸びてくる。


吸い込まれるように上のクラスへ合流していく。
これが21年間の当たり前だった。
そして22年目の今年も同じ流れが続いている。

保護者様は、「今の現状をどうにかしたい」「少しでも順位を上げたい」という強い願いを持って来てくれる。
生徒は、生まれて初めて“勉強する空気”の中で上位層と接し、自然に努力が習慣になっていく。

だからこそ、私は思う。

中下位層ほど手厚く、しつこく、追いつき授業を入れ続けるべきだ。
楽しく、ワイワイ、居心地重視?
それで伸びるなら、19年間のあの数字は出てこなかった。


■麻布学院の中下位層が辿ってきた「現実の進路」

数字で示す。

宮城農業へ進学した2名:どちらも首席 → 東京農業大学へ進学

仙台工業へ進んだ4名のうち3名:首席合格 → いずれも大学進学

仙台育英・英進:3名中、早稲田・弘前大へ1名ずつ

東北高校文教:1名 → 法政大学へ

多賀城高校の女子:看護系が多数、明治大学へ進んだ生徒もいる


仙台高専へ進んだ生徒のほとんどは、入塾時は下位層。
昨年度は塾内最下位だった生徒が仙台高専へ。

これが「楽しくワイワイ」では絶対に到達できない、**麻布学院の“中下位層の真実だ。


■結論:何を優先するかで塾は決まる

今のままでいい。友人関係を優先したい。
→ そういうご家庭は“居心地の良い塾”を選べば良い。

少しでも上へ。将来につながる力をつけたい。
→ その願いを本気で叶えたいなら、麻布学院に来てほしい。

中下位層だからこそ、未来を変えられる。
その“現実の証拠”を、麻布学院の22年が示している。