仙台市宮城野区の塾
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「うちの子は頑張っているんですが・・・点数が」
こういった相談を入塾面談でされるケースが多いです
こういったケースのほとんどが、頑張っているように見える子であって内容はメチャクチャ
自分に出来る事しかやっていないのです
使う物は学校のワークばかり
しかも一度目で分からなかった問題は答えを見て写すのみ
教科書すら見ない
二度目からは答えを覚えて行く作業
作業なので頭を使いません
調べずに答えを見る
学校で出る範囲の勉強しかしない
繰り返し反復の作業
問題文すら読まずに答えを書くだけの勉強
これで上がると思います?
問題点は保護者様にもあるのです
勉強時間、勉強をしている姿を褒めて嘆くのは良いのですが内容を見ていません
ワークをチェックするだけで分かります
問題を出してみて下さい
中1生であれば今の時期
方程式の応用問題の距離の問題
中2生であれば連立方程式の同じく距離の問題
中3生であれば中2生でならった一次関数のダイアグラム
少し頑張っている生徒であれば出来る問題です
距離や時速の問題で鉄橋が出て来たりトンネルが出てきたりするのはここではNG
あくまでも応用を勉強しているかの確認です
割合もまだ必要ありません
食塩水の濃度の問題などはNG
とにかく本当に頑張っていれば出来るはずの問題
言い換えれば出来ないと受験で全く通用しないという最低限
努力しているのであればこの最低限は出来るはず
これが出来たならば
ある程度は勉強している子です
勉強のやり方が極端に良くないだけ
勉強のやり方を指示して考えさせる事をやって行けばOK
出来ない子の場合は大変
自分自身では勉強をしているつもり
努力をして点数が取れないと思い込む自分に慣れています
いくら注意をしても作業型の勉強を治そうとしません
楽だからです
真面目に見えて、出来ること以外は答えを見れば良い
それが身についているのです
要はめんどくさい事はやりたくないのです
これを治すにはきちんと勉強内容を把握して、保護者様側が問題意識を持つこと
「頑張っているのに・・・」の認識を変える事
子供の頑張っている姿にしがみついては行けません!
心のよりどころにしては駄目!
きちんとした勉強をしていなかったからだとまずは保護者様が認識を変える事
ここからは少しづつ頑張れば出来る、考えれば出来る問題を与えて解かせる
そこでレベルが高すぎる問題をチョイスすると
「頑張っても出来ない」が顔を出すのでNG
その匙加減が保護者様に出来るかどうか
そこが問題なのです
匙加減が分からない場合は通っている塾の塾長や教室長に相談を
塾に通っていない場合は塾を早めに考えるか保護者様が色々な情報を集めたり自分も一緒に解いてみたり
保護者様の理解度を上げて行くしかありません
でもこれは難しい
保護者様が内容を把握すれば把握するほど、勉強を確認するたびに感情的になってしまうのです
「うちの子は頑張っている・・・」と思っていた分の反動ですね
一番の薬は本当の努力をした後、結果が出るのが一番
このタイプは上げるのに一苦労・・・
一番大変なタイプです
努力をしているを基準にするのではなく
努力をしていれば点数が取れるでしょを基準にまずは変えましょう
保護者様が作業型の努力をほめたたえていたら、いつまでも勉強のやり方を変えようとしませんから