今日3つ目のブログ。
麻布学院を20年間やってきて成績上位層に共通する点を考えてみました。
「受け答えが出きること」
私の授業は会話形式。
ボードにまとめながら次々に質問する方法。
これって頭の中で質問の内容を理解し、即座に答えを導く必要があるので大変。
大変ですが、それが出来るようになると学力が大幅に上がります。
最上位層には最初からこの受け答えが出来る生徒が多くいると思います。
他者よりも勉強をしているのは確かだとして、いじわるに聞き方でミスを誘導するような受験的質問をしても正しい答えが口から出て来ます。
相手の言葉を頭の中で咀嚼して、理解し考えをまとめる。
つまりは私の授業と同じ事を、生きて来た段階のどこかでしっかりやって来ているという事。
まず小学生の大手塾ではあり得ません。
人数が多い分、演習・解説で終わるはず。
1人1人に私の様な質問形式の授業はやらない。
どこかで大人の言葉をしっかりと聞き、頭で整理して自分お考えをまとめる練習をして来たはず。
そうです。
答えは保護者様とのやり取りの多さ。
幼い頃の会話。
言語を理解するかしないかの時期は、保護者様も我が子に意志を伝えるために必死。
そのやりとりを、言語を理解した後も継続して会話を続けていたか。
子供って、言葉を返して来ても内容を全く理解していない場合も多い。
ここで
「話を聞きなさい!」と言ってしまえば押し黙る子になってしまいます。
「じゃあ聞き方をかえてみようか?」
「例えばこう考えてみようか?」
「何でそう答えたのか聞かせて?」
こんな会話を小学生時代ずっと繰り返して来ているのが上位層の子を見ていると分かります。
子供との会話。
イライラしてしまうことも多いと思います。
基本子供は話を聞いていない。
単語だけで反射のように答えている場合もある。
そんな場合は、話しかける方も幼い頃の我が子との会話を思い出して。
私も今年の中3生には授業中、ゆっくり大きな声で話、聞かせる考えさせる答えさせると重視して来ました。
授業で考える会話。
これをするだけで麻布学院のように成績が上がるのであれば、その子の基礎的な賢さを作るのは保護者様と子供の積極的な会話だと思います。
我が子が幼いうちは、積極的に子どもが理解しやすい聞き方で話しかけて見て下さい。
会話ができる。
それが受け答えが出来るに育ちます。
過去19年間の上位校合格実績。
麻布学院本校で受験を迎えた生徒数は398名
仙台一高進学者 119名
仙台二高進学者 46名
合計 165名
トップ2校進学率 41.4%
仙台三高 13名
宮城一高(宮城一女含む)40名
仙台二華(宮城二女含む)24名
ナンバースクール合計 242名+土浦第一 243名
ナンバースクール進学率 61%
高専・南・向山 合計22名 + ナンバースクール243名
上位校進学率 66.5%
(今年の高校受験公立高校合格者)
仙台二高 8
仙台一高 3
仙台三高 2
宮城一高 2
仙台二華 1
仙台高専Ⅱ類
秋田高専
麻布予備校開校3年間の合格実績
(麻布予備校卒業生21名)
一橋大学
東北大学医学部医学科
東北大学薬学部
東北大学工学部
山形大学農学部
山形大学工学部
岩手大学農学部
国立九州工業大学
宮城教育大学
宮城教育大学
宮城大学
早稲田大学
明治大学
立教大学
法政大学
中央大学
東京理科大学
東京都市大学
同志社大学
立命館大学
芝浦工業大学
など