個人塾・大手塾を問わず、責任者である塾長・教室長の考え方が反映しやすい。
私も大手塾出身ですので、教室長による考え方の違い・やり方の違いがある事は知っています。
この2年間。
首都圏を中心に、数多くの塾の塾長・教室長と交流を持ち、それを再認識しています。
大手塾と個人塾の大きな違いはここの部分。
個人塾は塾長が交代する事が無いので主義主張、やり方が変わらない部分。
麻布学院の場合、成績によって生徒数を調整し成績に拘る塾です。
学年の平均点。
そこの部分にもこだわっています。
成績の良い生徒が10名いれば仙台二高・一高が10名に達しるかも知れません。
ですが、そのような生徒が個人塾に集まるとすれば相当数の生徒数を集めなければなりません。
そうなると全員の成績を上げるのは不可能。
個々に目標をたてて、綿密に計画を立てて行くのも難しくなります。
今年の受験で公立高校に進学した生徒の進学先です。
残念な結果となった生徒が進学した私立高校は仙台育英東大選抜と宮城学院MG特進。
生徒全員。
21名。
私立高校の最上位コースになれるまでは育て上げています。
入塾テスト無しでです。
国公立に進学した生徒で一番偏差値が低い学校が高専。
他の生徒はナンバースクールに進学しました。
麻布予備校3年間。
個人塾が立ち上げた予備校ですが3年間で
東北大学医学部医学科
東北大学薬学部
東北大学工学部
一橋大学経済学部
山形大学工学部
山形大学農学部
岩手大学農学部
国立九州工業大学
宮城教育大学
宮城教育大学
国立大学に3年連続で生徒を送りだしております。
早稲田大学
明治大学
中央大学
法政大学
立教大学
東京理科大学
同志社大学
立命館大学
芝浦工業大学
上記のような上位私立大学にも卒業生を合格させてきました。
その生徒が望む成績へ。
望む志望校に忠実である。
それが麻布学院の考え方です。
個人塾・大手塾問わず、私の様な考え方の責任者が沢山います。
大手だからとか個人塾だからとかの区別はありません。
個人塾でも生徒数が多い塾も存在しますし、教室を2つ3つと増やして行く塾もあります。
責任者の考え方次第。
麻布学院が1教室にこだわっているのも、オンライン生を5名限定にしているのも私の考え方なのです。
生徒数を増やしても教室を増やしても、私自身の考え方は変わらないと思います。
ですが生徒が増えれば増えるほど、教室を増やせば増やす程
「そうあるげきである」という考え方が
「そうありたい」に変わってしまうと思うのです。
生徒数が増えれば、全員の底上げという物が難しくなります。
今年の受験結果の様な事にはならないでしょう。
全員の底上げにこだわる麻布学院の姿が崩れてしまうと思います。
今年の中3生は成績がバラバラ。
各中学の学年1位もいれば、5教科200点台の生徒も複数います。
1人1人の成績の差が激しいので、全員にこだわるのであれば、そんなに多くの生徒を集める事が出来ません。
一昨年の中3生よりも平均点は低いままです。
一昨年も中3生の成績が安定する秋まで生徒募集を控えていました。
今年の中3生を集め始めのも昨年秋以降。
そこから入塾してくれた生徒が過半数。
中2生・中1生は大人数になっていますが、今の中3生は定員の20名にも満たない生徒数です。
躍起になって生徒を集めるべきなのかも知れませんが、今はこの学年、今いる生徒個人個人の学力を上げる事に集中しています。
新しく生徒が来てくれれば嬉しいですが、そうでなくても特に問題ではありません。
少人数でクラス編成が出来る分、成績を上げることを第一に考えるなら。
この差が激しい学年に一番最適な生徒数と言えなくもありません。
麻布学院は個人塾です。
塾長の考え方が一番反映しやすい形態です。
麻布学院両塾長の考え方はこういう考え方。
過去19年間の上位校合格実績。
麻布学院で受験を迎えた生徒数は398名
仙台一高進学者 119名
仙台二高進学者 46名
合計 165名
トップ2校進学率 41.4%
仙台三高 13名
宮城一高(宮城一女含む)40名
仙台二華(宮城二女含む)24名
ナンバースクール合計 242名+土浦第一 243名
ナンバースクール進学率 61%
高専・南・向山 合計22名 + ナンバースクール243名
上位校進学率 66.5%
この数字が麻布学院の考え方です。
個人塾なので考え方が1年間で急に変わる事もありません。
毎年改善はしていますが根底は同じ。
我々が転勤でいなくなることはありません。
教室を増やして両塾長が力を分散する事もありません。
毎年きちんと数字・結果に結び付けて来たのは、両塾長がそこに拘っているからです。
20年間。
おかげさまで塾を続けて来れました。
これからも考え方は変わりません。
生徒の成績。
数字・結果・実績。
これが最大の目標。
そこの部分は20年間変わりません。