今年もこの時期が来た。
成績が低めの生徒が多い今年の中3生。
中2生で入塾して来た生徒が大半。
まだ麻布学院の生徒として気構えなどが出来ていない。
ここまでは、きちんと毎日塾に来る事、自学する習慣を身につけさせる事。
この2点に集中して来ました。
そこはほとんどの生徒が身について来ましたので、彼らなりには勉強もするようになりました。
点数も入塾時に比べれば格段に違います。
模試で平均点などに全く届かない生徒が多数いました。
新中3生の模試では全員が平均点を上回りました。
そのレベルです。
過去20年間で一番平均点が低い。
今まで塾の平均点が400点を割ったのは2回のみ。
一昨年です。
定期テストも同じくでしたが、今年の中3生はことごとく400点を割り込んでいます。
そこの部分は問題ありません。
彼らなりに行動も良くなってきていますし、点数も徐々に徐々に上がり始めています。
これ以上を保護者様や本人が望むのであれば、両塾長が本気で授業をやる必要がある。
成績が低めの生徒に取って、本気の大人は迷惑なのです。
特に目標意識も無く、何となくそこにいるので自分の点数が低かろうがあまり興味はない。
点数が出た瞬間、落ち込んだふりをしていたとして、彼らにとって何年もその点数が平常。日常。
何が悪いのか分からないのです。
毎日ずっと同じ暮らしをしている人に、その生き方は駄目だと言っても、何年もその暮らしで困る事が無いしそれが普通だと思っている人の生活を変える事は難しいですよね?
それと同じ。
少しは点数も上がってきているし、行動もかえて来た。
今の点数に対してそこまでの疑問も悔しさも無いのです。
日常が少しだけ良くなったという感覚でしょう。
これの感覚を一気に変えていくのが麻布学院両塾長のやり方。
故に厳しいとも言われていますし、現実彼らの成績に対し本気で挑んでくる大人など、他人では見たこともなかったでしょう。
今まで保護者様以外の他人は、その生徒の点数が普通と考え接して来たはず。
普通な物を変える必要性など他人にはありません。
無理に変えようと思えばクレームに繋がる。
成績が低いままでも文句も言わず、コミュニケーションさえ取っていれば塾も辞めず保護者様から文句も来ない。
良いお客さんでしょう。
受験結果やテストの点数が低くとも
「自分はこんなもの」
「うちの子どもが悪い」
これで済んでしまうのです。
麻布学院は違います。
麻布学院が目指す物は、大きく模試の平均点400を割るり込んだ集団を平均点400以上にする。
全体の成績を見違えるほどの上げる。
それが麻布学院。
一昨年もそうやりましたし、生徒の頑張りで見違えました。
トップ校合格者も例年と変わりがない人数となりました。
だから昨日。
新中3生たちに聞いたのです。
私が本気になって欲しいと自分たち自身が思っているのかと。
両塾長が本気で成績に向かい合えば厳しい授業になる。
それを迷惑だと思うのであれば、その生徒は授業から外しますし大半の生徒がそういった意見であれば、両塾長共にこの学年の授業に入らなければ良い。
点数は徐々に上がっている。
行動も変わりつつある。
急激な変化はないかもしれませんが、入塾時よりはずっと出来ているはず。
我々はこの成績を劇的に上げる事が仕事。
今まではその前哨戦にすぎません。
準備段階。
中3生は生徒数も少ないですし、大半が成績を落として麻布学院に来た生徒たち。
出来ないことを受け入れ、日常として定着していた生徒が多い。
その生徒たちが我々の授業を本気で望むのか。
それを確認してみました。
ここから何度かそれを確認するために話をしなければなりません。
気持ちなんて1日で変わる物。
その日に頑張りますと言っても次の日には違う。
そんな事はたくさんある。
意思の確認。
それが確認出来ないのであれば我々の本気は必要ない。
それを話ししました。
話をする事。
意思を確認する事。
それが大切。
我々もきついのです。
1から基礎をやり直し再構築する。
今の成績を受け入れてしまっている生徒たちに対して、それはいけないと認識させながら。
本気の本気で挑まないと。
ここから話をする機会を増やし、意思を確認します。
そしてその意思を強固なものとして行く。
麻布学院が19年間変わらずにやって来た事。
ここからですね。