大手塾。
確かに難関高校総合格者数は多いです。
ですが生徒総数も凄まじく多い。
圧倒的多数の生徒たちは難関高校に進学していません。
1人1人の確率はそこまで高くないのです。
それは私立高校や中学にも言えます。
確かに将来的に東京大学や東北大学に合格する生徒がいる私立高校・私立中学だとします。
ですがそれは最上位層に限った事。
多くの生徒たちはそこに到達せずに受験を終えています。
麻布学院の保護者様にはこういった感覚の方があまり見受けられません。
私はきちんと現実をお話しします。
例えば今年、岩手大学の農学部と同志社大学の理工学部に合格を早々と決めた2名。
高校は仙台育英東大選抜と東北学院特進。
この2名の生徒たちは、岩手大学や同志社大学を最初から狙っていたから成功したのです。
これが両校ともに東北大学の合格者がいるという根拠なき自信で、東北大学と天秤にかけていたとすれば、両名共に推薦は取れなかったでしょう。
問題なのは生徒個人。
我が子個人の成績と確率では無いですか?
麻布学院には確かに校内1位も各学年多数。
定期テストでも実力テストでも。
校内10位以内ならば凄い数の生徒数。
県内1位も複数。
全国1位も2位も在籍しています。
大手塾が競合して力を入れている、上杉山中や附属中の学年1位も在籍しています。
近隣中の宮城野中や東仙台中は勿論。
仙台一中も在籍生徒1名ですが10位以内。
それでもそれは上位の生徒が多く在籍しているという点で大手塾と変わらないかもしれません。
良いの事ばかり書いていると思われるかもしれません。
ですが麻布学院は生徒1人1人の成績が高い。
(中3生実力テスト校内上分布)

入塾テスト一切なし。
退塾率約4%。
校内上位5%以内が65%
校内上位10%以内が78%
校内上位20%以内が96%
その他に入っている1名も上位21%です。
麻布学院に在籍し、成績が中3生までには上がると言う根拠。
それが数字と結果に現れています。
きちんと毎年このような事は書いていますので、年によって大きな違いが出ないという事も見れると思います。
昨年度の中3生は秋まで成績が低迷しましたが、冬から一気に上昇しています。
全体の合格者数が多いという事は個人の根拠にはなりません。
上位の生徒の合格実績も根拠にはなりません。
そこに到達できない生徒の方が圧倒的に多いからです。
ではどこを見れば良いのか?
個人個人の数字と確率です。
要は我が子の数字・結果が上がらなければ、実績が出なければ意味をなさないのが受験。
他人の子供さんが何人合格しようが、我が子の確率をどんどん落としているならば本末転倒。