受験に繋がりなど考えてはいけない。

 

高校入試は高校入試。

大学入試は大学入試。

 

勘違いしては行けません。

 

 

仙台二高や仙台二華の進学実績が良いのは、当たり前に受験で上位層が集まるからです。

上位層の保護者様は、小さな頃から教育にお金をかけている方が多いのです。

 

仙台二高に合格したから、仙台二華に合格したから予備校はいらない。

そう言った考え方をしている生徒が上位になる事はほとんどありません。

 

いるかも知れません。

いたとして特殊な例を取り上げてそうであると語っても仕方がない。

 

現実上位層のほとんどは予備校に通っています。

特に医学部医学科を受験するような生徒は当たり前に。

 

 

高校入試で仙台二高に合格したからと言って、東北大学に行けるだろうと考えるのはおかしい事。

仙台二高が一番合格者は多いですが、その半分以上は他の大学に行っている訳で。

 

浪人率だって高い。

35.5%が浪人です。

 

これでも浪人率は下がっています。

一般的に宮城県の保護者様は女子の場合、浪人を認めないと言うご家庭も多いので。

 

 

大学受験については今日も生徒たちに話をしました。

今の大学受験は、中学に例えれば定期テスト対策と受験勉強を毎日両方やるような物。

 

そのどちらかに集中しようとすれば失敗の確率が上がります。

それをやるには、毎日の学習が欠かせません。

 

では、仙台二高に行く意味は?

上位の大学を目指す人間が多いので、気持ちが途切れない。

元々優秀層が集まるので、模試などの比較対象に事欠かない。

 

つまりは現実が見えやすいという事です。

 

上位の大学に進学した生徒たちも多いので、進路指導なども前年の合格者などと比較しやすい。

それと同時に、難関私立大学でさえ指定校が余ることは多々あります。

そちらを狙うのであれば、学校の事だけに集中していても成功しやすい。

 

 

一番大学入試でいけない!と思うのは、一般入試の生徒で「東北大学1本」などという生徒が多い事。

浪人するにしろ何にしろ、現役時代にどの程度まで自分が来ているのかを知るための指標として私立難関だ学は受験すべき。

 

高校入試では私立を受験するのに、大学入試ではどうせ行かせないという保護者様の意見1つで受験しなくても良いと考える生徒が沢山います。

 

D判定やE判定の生徒がそれをすれば、最初から浪人しか考えません。

現役時代の数ヶ月を無駄にします。

 

どうせ浪人という考え方が頭にあれば、気が緩むのは必定。

 

最近では仙台市で受験できる大学も増えています。

 

明治・法政・中央・東京理科大・同志社など仙台会場で受験できる大学があります。

浪人するにしろ、現役時代これらの大学のどこかに合格しているべきだと私は思います。

 

 

ちなみに初年度納付金で言えば

 

国立大学が平均で81万7800円

私立大学理系が154万4926円

 

差額は平均で72万7126円

 

自宅で予備校にも行かず浪人をするならともかく、予備校で浪人をするのであれば初年度の差額分は埋まると思います。

 

首都圏で生活する場合の平均生活費は12万円。

この部分が大きい。

 

二の足をふむ保護者様がいるのは仕方ないでしょう。

アルバイトをしたとして、保護者様からの仕送りは毎月10万程度必要になるはずです。

 

地元の国立大学に進学したとすれば生活費はかかりません。

ですが地元。

 

宮城県で言えば東北大学。

浪人したからと言って、やすやすと合格できる訳ではありません。

浪人して難関私立大に進学する生徒もいますし、近隣の国公立大学を受験する生徒もいます。

 

その場合は当たり前に生活費がかかります。

 

様々な可能性を考える上でも、私立大学は受験しておくべきです。

最低でも次の年の指標となりますし、合格してみて保護者様と生徒で考える機会もあるはずです。

 

 

仙台二高・仙台一高に行ったからと言って、国立大学1本。

この考え方がおかしい。

 

どうせ行かないのだからではなく、指標として1つぐらいは受けておくべきです。

関東の学生に比べて、宮城県の受験生が選択肢を広げられないのは、どうせ行かないのだからという考え方。

 

山形大学も

工学部・農学部

米沢や鶴岡に学年が上がれば移動になります。

 

生活費はかかります。

 

 

二高に行ったから一高に行ったから東北大学に合格できる。

そんな時代ではありません。

 

高校以外で学ぶ場所が必要。

各高校の進学実績はホームページにあるので確認できると思います。

 

様々な可能性、指標として私立大学は現役で最低1つ受験すべきです。

 
 

(麻布学院出身生徒のおもな進学大学)

東京大学理Ⅲ、東京大学、一橋大学、東北大学医学部医学科、東京工業大学、お茶の水大学、東北大学、自治医大、防衛医科大学、防衛大学、大阪大学、信州大医学部、北海道大学、横浜市立大学、東京学芸大学、首都大学、横浜国立大学、筑波大学、千葉大学、宇都宮大学、埼玉大学、東京海洋大学、会津大学、岩手大学、山形大学、秋田大学、福島大学、新潟大学、琉球大学、宮城教育大学、宮城大学など

 

慶応義塾、早稲田大学、同志社大学、立命館大学、青山学院大学、立教大学、法政大学、中央大学、明治大学、津田塾、東京理科大学、上智大学、日本大学、日本女子大学、北里大学、東京女子医大、東北医科薬科大学、学習院、東京外語大、聖マリアンナ医科大学、岩手医科大学、芝浦工業大学、日本大学、駒澤大学、専修大学、東北学院大学、宮城学院女子大学、東北福祉大学など

 

海外

イエール大学 北京大学 オックスフォード大学 コロンビア大学

 

 

(麻布予備校ここまで3年間の合格)

受験生14名

 

一橋大学経済学部

東北大学医学部医学科

東北大学薬学部

東北大学工学部

山形大学農学部

岩手大学農学部

宮城教育大学教育学部

宮城大学看護学部

早稲田大学教育学部

明治大学政治経済学部

立教大学理学部

同志社大学理工学部

東京理科大学理工学部

芝浦工業大学システム理工学部

東京都市大学理工学部

日本女子大学人間社会学部

白鳳大学経営学部

東北医科薬科大学薬学部

米沢短期大学社会情報学科

 

2022年12月13日現在