麻布学院は世の中に厳しい塾だと言われています。
否定もしません。
誇張はされていますが、厳しいのは厳しい。
私は授業中、受験生が受験に切り替わるまで厳しい授業をしますし。
切り替わった後は普通です。
全ては数字を出すため。
結果が出た後、何度もグジグジと怒りません。
1度バシッと言う。
これも切り替えのため。
厳しくするのであれば、結果に結び付けてあげないと。
そうでなければ辞めてしまいます。
厳しくするという事は、塾側も覚悟をして成績を上げに入るという事。
辞めないため・生徒を無造作に集めるためには、成績の低い生徒が居心地よくいられる空間を作れば良い。
個人塾に来るような生徒の2/3は、入塾テストをしない場合、このようなタイプ。
学校には圧倒的に中間層・中間層より下の生徒が多いのです。
ならばそう言う生徒たちのクラスを作ってしまえば良い。
なるべく居心地よく。
楽しく。
現実を見せずに。模試の回数も減らして。
麻布学院は絶対にそうはならない。
そういった生徒にも、きちんと目標を与え、クリア出来なければ怒る。
クリアできる範囲よりも少しだけ上の目標。
つまりは努力すればクリアできる範囲。
起こった後は、なぜ失敗したかを明確に。
次の目標を明確に。
毎回毎回、成績も上がらず、お前が悪いお前が悪いと言い続けていたら、生徒がどんどん辞めてしまいます。
今年度、麻布学院本校の退塾は3名。
多分、塾としては少ない方だと思います。
毎日塾があり、毎日自学演習をし、結果で怒られる。放置されない。
それは数字を出さなければ辞めるに決まっています。
私は生徒が辞める事を止めるタイプではありません。
麻布学院の退塾は電話1本。
それでも、やめた生徒について数字や結果。
何を為すべきだったか徹底的に考えます。
成績を上げられなかったのは生徒だけの責任な訳がない。
お金を頂いて成績を上げるプロとして生きているのです。
自分自身、塾全体で何かが足りなかったに決まっています。
保護者様と考え方が合わなかったなどの場合は除きます。
その場合は、成績を上げても退塾に繋がりますから。
私が反省するのは数字を出せずにやめて行った生徒についてです。
努力させる事が出来なかったのはモチベーターとして私が役立てなかったからです。
塾長はモチベーターですから。
聖職者気取りで説教をしたりは致しません。
我々塾関係者は聖職者ではありませんから。
あくまでお金を頂いて、対価として成績を上げる。
授業・自学演習と頑張れるモチベーションを作る。
それが私の考え方です。
結果もださずに厳しくすれば生徒はどんどん辞めて行く。
麻布学院がそうならないのは、きちんと数字と結果を出しているからです。
数字と結果がまだ出ずとも、努力できる生徒になって行くからです。
いずれ結果に繋がります。
麻布学院は厳しいと言われています。
それは必ず数字と結果に結び付けて行く過程では仕方ない事。
酷い結果が出た時に、へらへらと笑う事が出来ますか?
本気で話をしなければいけないと思いませんか?
気持ちは保護者様と同じです。
努力をしてもいないのに無理やり褒める。
おかしくないですか?
私は生徒に媚びたくはありません。
結果も出ていないのに褒める。
出来ません。それはその生徒の限界を突き付けるような物。
麻布学院は生徒に媚びて辞めさせないのではなく、数字と結果を出して生徒自身に希望を与えます。
目標を持たせます。
常に寄り添いながら放置せず。
それが麻布学院の両塾長です。