2階大教室。
2つあるが奥の大教室は中3生の授業中。
中3生は秋以降16:30~22:30までその部屋を使用する。
いわば受験生の部屋だ。
手前の大教室。
小学生の授業が終わる18:00からは自学演習の生徒が続々と1階から上がって来る。
18:00の時点で1階大教室は満員御礼。
空席は無い。
定期テストが終わって、まだ結果すら出そろっていないが、きちんと麻布学院の生徒達は気持ちを切り替えた。
定期テスト10日後に、ほとんどの生徒が毎日平均120分の自学演習をこなし、90分の授業を毎日受ける。
そのような環境があるでしょうか?
新しく入塾して来た生徒達も勿論、自学演習に参加しています。
自学演習ですから自由参加です。
自由参加ではありますが、きちんと結果を出していない生徒に関しては、数字と結果が出た瞬間にきちんと参加を促します。
参加を促しますが、それ以降は生徒の自主性に任せます。
それで結果がまた出せなかった場合は、きつく怒られるのが当たり前。
しかしながら自学演習に早くから来ている生徒達は数字も結果も出している生徒達。
麻布学院の誇る中1生中2生の学年1位獲得者は、16:30の時間帯にすでに来ていました。
勉強は塾で自学演習。
高校生がやる勉強法を既にほとんどの生徒が身につけています。
それが自学力。
学習習慣です。
何故入塾間もない生徒達も来ているのか?
それが麻布学院の環境です。
努力する人間の中に入った生徒達はそれが普通の事であると認識します。
1人2人ではないのです。
ほとんど全員が自学演習に来ているのです。
それが普通の世界。
麻布学院の強さと環境。
高校生の成績が良い生徒は、必ずどこかに自学スペースを持っています。
一般的な予備校で全教科を受講する事は不可能です。
1教科当たりの費用が高すぎるのです。
ですから自学演習が主体の勉強法に変えて行くしかない。
自学スペースを持っている生徒と持っていない生徒では差が大きくなる。
各予備校に行く意味は、この自学スペースの確保にあると言っても過言ではありません。
この自学習慣。
高校のスタートで身につけている生徒達は少数。
与えられたこと、試験勉強や宿題、塾の授業以外で毎日コツコツ勉強をする習慣は無いのです。
目的が目先に無いと動けない。
中学生はそう言う勉強をしています。
高校生になれば違うのです。
自学力が大きな差に繋がる。
麻布学院本校は、中学生のうちからその自学力を大きく鍛えています。
中学生。
定期テストが終わったばかりのこの期間に、来なくてもよい自学演習へほとんどの生徒が参加しているのは麻布学院くらいでしょう。