大抵の成績が上がらない生徒たちは、根本的な学力を上げる努力をすることよりも、悪い結果が出た時に、どうやり過ごすかに神経が行っている。


悪い数字を出した時、質問に間違えた時、笑顔にかる生徒たちがいる。


私は絶対にそれを許さない。


我々はお笑い芸人ではない。

自分自身の失敗を笑顔で何とかしようとしても面白くも空気を良くも出来ない。


笑顔を浮かべるところではない。

成績が低い生徒ほどこれをやる。


私はそれは許さない。

悪い点数で何がそんなに面白いのか?

聞かれた事に答えられず何の微笑みなのか?


きちんと聞く。

理由が言えないならば怒る。


そうやって、長年身についた、逃げる方法の1つを消していく。




何度も注意しないと直らない。
長年、身についた逃げだ。

今まで保護者様以外の大人は、その笑顔を見て諦めてくれたのだろう。

笑顔でいれば許してくれたのだろう。


ただ、考えて欲しい。
30点、40点を取った生徒の笑顔に、私が笑顔で返せば、馬鹿にした事になる。
「この子は言っても仕方がない。それでも楽しそうに来ているのだから良いだろう。楽しい事が1番だ。」そう思った時に
私もその子を笑顔で見るのだろう。

残念ながら、私は諦める事がない。
保護者様から授業料を頂いている。
楽しければ良いとは全く思わない。

だから、私がそういった卑屈な笑顔に、笑顔で返す事は絶対にない。

とことん、その笑顔の意味を聞く。
答えられないならば、きちんと何故笑うのが駄目かを説明する。
しっかりと話す。

話をしてなお笑顔を浮かべるならば、しっかりと注意する。

私はどんな生徒でも引上げて来た。
だから諦めない。

笑顔は結果が出た時に浮かべるものだ。
30点が60点になった時でも良い。
単純に倍だ。

そこで笑顔になるのは良い。

しかし、60は良い点では無い。
それもしっかりと伝える。

私は妥協が出来ない。
楽しければ良いだろうは保護者様に失礼だ。裏切りでしかない。

私は妥協しない。
悪い事は悪いと言う。

だから全員の成績がこうなるのだ。

(中3生実力テスト上位分布)


その他に入った生徒も、上位20%を0.7%こえただけだ。

しかし入っていないのは入っていない。
私は数字に厳しい。

しかし全員をここまで引上げて来た。
毎年同じだ。

私は妥協をしない。
生徒の限界を、偽物の笑顔を見て決めつけたりはしない。
諦めない。しつこい。

それは厳しいのではなく、当たり前の態度だと私は思う。

今回の定期テストでも、成績の低い生徒がこの笑顔を浮かべるだろう。

また私は何が楽しいのか聞くだろう。
そのうち逃げる事に疲れる。

逃げるよりもどうすれば、褒められるかを考える。
自学演習に来る。
何かの数字は出る日が来る。

それまでは褒めない。


君は出来なくても、いつも良い笑顔をしてくれるね。ありがとう。
塾を楽しんでくれて!

私がこんな事を口にしたらどうだろう?
生徒を馬鹿にしていませんか?

私は無理矢理褒めたりは出来ません。

その代わり、数字が出るまで諦めない。
数字が出たらしっかりと褒める。

そうあるべきだと私は思っています。