麻布学院。
奥の受験生の部屋。
大教室いっぱいに、今まで仙台二高・仙台一高・仙台三高・宮城一高・仙台二華に合格した過去18年間全ての生徒の合格札が貼ってある。
昨年度まで隣の教室で頑張っていた先輩たちの名前も勿論ある。
麻布学院の生徒達は、それに囲まれながら、仙台二高・一高を意識していく。
その合格札に名前がある卒業生。
その卒業生達が目の間で講師をしている。
麻布学院の卒業生講師は、仙台二高・一高出身者だらけだ。
首都圏から東北大学に来た講師たちもたくさんいる。
中学生達も小学生達も東北大学の講師を見ながら育つ。
東北大学を常に意識するようになる。
目の前に卒業生、予備校に行けば更に卒業生、たくさんの東北大学生がいる。
そうやって意識させることで、このような結果になるのだ。
(過去18年間の卒業生進学先)