今日は中1生に中3生と同じレベルの授業をしました。

 

私の授業のやり方。

誰も見捨てない。

 

その誰も見捨てないとはどういうことかを今日は教えました。

 

点数が低い生徒は

 

(タイプ1)

自分が勉強をしていると思い込んでいる。

 

(タイプ2)

勉強が出来ないことを受け入れてしまっている。

 

だから勉強の仕方を変えない。疑問を持たない

 

後者の場合は、勉強が出来ない、点数が取れないという事を恥ずかしいと思わない。

欲が全くない。

 

 

この2つのどちらかです。

自分が勉強をしていると思い込んでいるタイプには、いかに恥ずかしい外し方をしているか。

自分がいかに恥ずかしい外し方をするか。

何度も何度も質問をして、勉強の仕方が間違えているという事を悟らせなければいけません。

勉強をしていると思い込んでいるので、勉強をしているのに何で上がらないんだろうとか、もっと難しい問題をやれば点数が上がると思い込んでいます。

 

だから、基礎的な事を何度も何度も質問をして、基礎の勉強を全くしていない、勉強の仕方が間違えていると教える機会が無いと変わりません。

要は恥ずかしい思いをしないと、自分が勉強をしていると思い込んでいるので変われない。

このタイプは、自分がただ単に表面上勉強をしているフリが上手いだけと悟らせれば、点数が伸びて来ます。

 

良くいるタイプです。

保護者様もうちの子は勉強をしているのですが点数が上らない。

そういうタイプはほとんどこのタイプです。

 

勉強をしているのに点数が取れない自分を受け入れている。

それを表現するのが上手くなっている。

 

私はそういった生徒が基礎の勉強をしていないだけと悟るまでしつこく質問を繰り返します。

 

何度も何度も

勉強が足りないよね?

こんな答え方はしないよね?

この答え方はおかしいよね?

毎違えた理由はこう考えたからだよね?

 

こうやって確認していきます。

 

それをやらないと、根本的に勉強をしていると思い込んでいるので、指示した通りの勉強をしません。

好き勝手な事をやり続けます。

 

まずは自分の勉強が勉強になっていない。

勉強をしている生徒はそんな問題を外さない。

なぜ勉強をしていれば外さないのか理由をきちんと説明して、類似問題や聞き方を変えながら何度も質問すること。

根気強く。

 

そうするうちに、自分の勉強が足りない。やり方がダメ。

そう思う様になります。

 

兎に角根気強く、これを繰り返し、教える方も聞く問題やチェックする事を間違えない。

ここが大切です。

 

このタイプは他の人間が言われている事は自分にも当てはまると思いっていないので、基本他人が説明されている事を聞いていません。

違う事を考えている。

 

だからいつまでたっても伸びて来ません。

上位層には上位層のこういった部分はありますし、結果が出ない生徒にはその生徒のこういう部分があります。

 

 

私が中3生を秋までに全員引き上げる事が出来るのは兎に角、しつこいからです。

後は他人が怒られている事は自分にも関係するという事をきちんと教え込むので、他人の間違え方も自分にあり得ると思う様になるからです。

 

全員を上げて行くには相当の労力がいります。

何故私が社会という教科を担当しているかと言えば、社会は全員スタートが同じような物だからです。

他人の間違いを自分にも起こりうることだと理解しやすい。

 

後は、基礎的な事を何度も繰り返し出来ない生徒に生徒説明しながらも、上位層に役立つ応用の知識を付け足すことが出来るからです。

 

 

社会が一番、基礎的な事を上位層も忘れている可能性が高く、下位に甘んじている生徒も上がって来る教科なのです。

 

しつこさと粘り強さ。

我慢。忍耐力。

信念。

 

これが無いと全体を上げる事は難しい。

特にこのタイプ。

 

なぜ怒られているか理解できない子が多いので。

その意味をきちんと説明しないといけません。

 

放っておきながら

「なんでだろうね?頑張っているのに。いつかは出来るようになるよ」

そう言われるのがこのタイプの希望。

 

私は一切言いません。

やっているならば点数に必ず反映します。

やっていて出来ないの限度があります。

 

その限度を超えている生徒は、やっていません。

やり方が大きく間違えています。

 

それをきちんとしつこく指摘するから点数が上がるのです。

 

 

今日はこのタイプの生徒にしつこく質問をしました。

考えるとは何か?答えを導くとは何か?

どうやって?

 

それが理解できれば成績は上がるのですが、そんな簡単に理解はしません。

子どもは基本褒められたいものです。

指摘されたくて低い点数を報告しに来るわけではありません。

 

「頑張っているのにどうしてだろうね」と言って欲しくて来るんです。

 

一度や二度。

きちんと指摘をしたとしても何故言われるのかを理解できるまでにはなりません。

 

根気強く指摘しないと変わりません。

大抵の塾はそれを諦めていますし、慰めてあげた方が退塾にはならないので楽なんです。

 

麻布学院はそれをやりません。

理解できるまでしつこく指摘していきます。

 

丁寧に寄り添うという事は優しくするという事じゃないんです。

諦めずに粘り強く指摘し続けてダメな事はダメであると理解してもらうまで頑張る事なんです。

 

 

私には慰めるのと諦めず指摘するののどちらが厳しいかは分かりません。

簡単なのは慰める事。

 

麻布学院の厳しさは放っておかないという部分。

少なくとも私は。