良く面談などで
「私が何を言っても言う事を聞かないんです」
「塾長の方から〇〇はこうすべと言ってくれませんか?」
「塾長の言葉以外聞かないんです」
こんな事を言われる事があります。
一番困るのが塾長の方から〇〇しろと言って下さいませんかという言葉。
これ本当に多いんですよ。
私の言葉には従って、保護者様の言葉に従っていない訳では無いんです。
子どもたちはなぜ怒られているか分からないんです。
塾でも自学演習をやり、毎日授業を受けて、授業後には自学1時間して帰る。
本人は勉強しているつもりなんです。
それなのに怒るタイミングを間違えるから聞かないんです。
子どもたちが一番いう事を来てくれるタイミングは結果が出た後。
結果が出る前にあれこれ言うと反抗されるか無視されてしまいます。
それどころか点数が取れなかった場合、保護者様に色々言われたからだと言い訳する生徒もいます。
子どもたちは、小さなころから保護者様に怒られることには慣れています。
どんなタイミングで何をすれば、その怒りが過ぎ去るかを心得ています。
それが反抗なのか無視なのか、大げさに大声で泣く事なのか。
それが大きくなるにつれて上手くなる。
そしてリアクションの仕方も大きくなっていく。
保護者様の方が我々よりも付き合いが長いんです。
その分、子どもたちは保護者様が怒るタイミングを知っています。
そのタイミングで方法も知っています。
逃げるタイミングを逃しても、対処方法を知っている。
どんどん上手くなり巧妙になります。
怒り方を変えましょう!
私が保護者様の代わりに保護者様の意見を代弁したとしても、子どもはその言葉が誰の要望か察知してしまいます。
ですから、怒り方を変えましょう。
結果が出る前には
「結果が出なければ怒るよ。それでは出ない気がするけど。」
予告程度にする事です。
ずっと言い続けたら、その言葉を言い訳に使い始めますので。
結果が出なかった時は
「結果が出なかった時は怒ると言ったよね?出なかったよね?あのままでは結果は出ないって最初から言ってたよね?」
こういう風に、今の結果が良そうで来ていた事、結果を出さなかった事、やり方が間違えていたことについて怒るようにして下さい。
それは逃げようもない事実なので。
それでも逃げる、言い訳をする、無視をする。
こんな態度に出た場合。
最終手段です。
「塾長から言って貰えるように明日電話する」
これを言ってよいです。
そう言えば、話を聞こうとしますし実際話を聞く生徒が多いようです。
私の言う事を聞くのは他人だからです。
他人にはよく見られたい。
ほとんどの人がそう思って生きています。
私も保護者様も。
子どもたちも私が他人であるからこそ良く思われたいのです。
保護者様に反抗する、話を聞かないのは近しい存在だからです。
甘えもあるでしょうし、付き合いが一番長い存在ですから。
保護者様の弱点もいっぱい知っているんです。
こういう態度をすれば良いというケーススタディが出来ていて、実際に何回も怒られながら改良改良を繰り返しているんですよ。
怒られた時の対処法。
私の言う事を聞いて、保護者様の言う事を聞かなくなったわけでは無いんです。
私については他人だし良く思われたいし対処法もわからない。
保護者様は身内で付き合いも長い。怒られるたびに何度もその対処方法を学び改善している。
その違いですよ。
私の意見にかぶせてしまい怒ってください。
「結果がでなければ怒られるのは当たり前でしょ?塾長がいつも言っているでしょ?」
この言葉を言ってから怒り始めて下さい。
普段とは態度が少し変わります。