前にも書きました。
「勉強だけで来ても仕方がない。礼儀など大切な物がもっとある」
「勉強が出来なくても成功している人間はいくらでもいる」
それは当たり前の事です。
でもこの論理。
勉強が出来ると礼儀がなってないの?
勉強できる子にも大勢成功している子はいますよね?
私はそう思ってしまいます。
麻布学院の生徒。
他塾の塾長が来ても、お話しを真剣に目を見て聞いています。
素直な生徒ばかりといつもお褒め頂いております。
勉強が出来る生徒。
礼儀も挨拶も出来ない?
それはありません。
麻布学院は、上位層の生徒も下位に甘んじている生徒も、きちんと礼儀も正しいし、挨拶もしますよ。
日本は勉強に対する偏見が未だにあると思います。
考えても見て下さい。
学力の高い高校の生徒は規則も守らず礼儀も知らず挨拶もしないのでしょうか?
学力の高くはない高校の生徒達は規則を守り礼儀正しく挨拶をきちんとするのでしょうか?
それは個人個人の問題。
勉強が出来る出来ないは関係ない。
勉強が出来なくても成功している人は大勢います。
それは当たり前です。
世の中にはいろいろな職業があり、その中で必死に努力をして成功する人を私は何人も見て来ました。
ですが勉強が出来る生徒には勉強が出来る生徒の特権もある。
例えば医者。
医学部医学科に合格しないとなれない職業です。
学歴は就職にも有利に働くのは事実です。
そこを否定する方はいないでしょう。
どちらの言い方も個人個人の問題であり、個人個人の努力であり勉強が出来る出来ないは全く関係ありません。
どちらも出来るにこしたことは無いのでは?
と私は思います。
勉強が出来る生徒がスポーツを一生懸命にやらない。
美的感覚が無い。
音楽の感性が無い。
それも偏見です。
部活を一生懸命にやらない。
それも偏見です。
麻布学院の生徒のほとんどが運動部系。
全国大会に今年も出場した生徒もいます。
麻布学院の生徒の平均評定。
見てもらえれば分かりますが、5教科だけではなく保体などの4教科も高いです。
私はいつも、試験の無い教科程懸命に頑張らなければならないと指導しています。
これも個人個人の問題。
一生懸命に勉強を頑張る我が子をお持ちの保護者様。
このような意見を気にする必要はありません。
何かに打ち込むことが出来る子供は素晴らしいじゃないですか。
スポーツで補欠の生徒が夜中まで素振りをして、部活を休ます最後まで必死に頑張った。
これが美談になるのは多いですよね。
成績が低い生徒が夜中まで懸命に努力をし、諦めず頑張っている。
これに対して、勉強ばかりがとか、そこまでやらせるのは可哀想とか。
そう言った事を言う方もいるでしょう。
本来はどちらとも素晴らしい事なんです。
スポーツに打ち込む事も勉強に打ち込む事も。
何かに懸命でいられる事。
それは素晴らしい事です。
それは勉強でなくてもよい。
何でも良い。
私もそう思います。
ですがスポーツも音楽も、その道で生きて行くのは凄まじく細い道です。
スポーツに打ち込む人も、音楽に打ち込む人も平等に受験は来ます。
勉強にも打ち込むべきではないですかね?
それが出来ているからこその
「勉強ばかりが」では無いですか?
私はそう思います。
麻布学院の生徒達。
きちんと部活も勉強も両立させていますよ。