麻布学院。
生徒数は200名超。
麻布予備校と麻布個別指導学院の生徒も含めてです。
この生徒数がいれば、そこまで頑張る必要は無いのではないか。
そういった事を言われてしまう事があります。
それでも麻布学院は、生徒の学力・数字・結果・実績。
それが一番なんです。
生徒数という事にそこまでこだわりはなく、昨年度は募集もしないで成績を上げる事だけ集中したぐらい。
私は思うんです。
他塾で思う様に成績が上がらない生徒達。
保護者様が心配して塾について聞くと
「塾が楽しい」
そう言う生徒が沢山いるようです。
面談で良く話をききます。
勉強がわからないのに、塾で授業を受けているとすれば本来苦痛なはず。
分からない事は辛いはず。
成績が思う様に上がらない生徒の
「塾は楽しい」
これは講師とのコミュニケーションや同じ学校から通う他の生徒とのコミュニケーションが楽しいという意味ではないでしょうか?
私がもし、大手塾で講師や教室長をやっていて、成績が上がらない生徒に接するとすれば同じ事に集中すると思います。
兎に角、塾にとって生徒が辞めてしまうのは痛手。
勉強以外の部分で生徒を楽しませる。
満足させる事を考えると思います。
麻布学院はそれが出来ない塾です。
例えば、入塾時の模試で300点を下回る生徒がいたとしても、中3生になる頃にはナンバースクールの合格判定が出ている。
中学での順位も、悪くても30位以内程度にはなっている。
それをするのが塾の役割だと思っているんです。
保護者様が必死に働いて、我が子のためにと毎月支払ってくれている塾費用。
これに応えるのは、点数を上げる事しかない。学力で応えるしかない。
私はそう思っています。
「生徒数が200名もいるのだから拡大路線で楽しい塾に。週回数も減らして普通の塾と同じくらいに」
そうアドバイスされてもかえる事が出来ない。
生徒も一生懸命だし、我々も一生懸命な大人でありたい。
成績の高い生徒を集めるためにしっかりと入塾テストを行い、授業料を上げる。
そうアドバイスされてもそれもしたくない。
「普通の子が一生懸命に努力をして、普通ではない結果を残せる努力に公平な塾」でありたい。
1時間の授業料に換算すると、麻布学院の塾費用は安いのかもしれません。
講師を毎時間何人も使って授業をしています。
その分、塾長2名はフル回転。
自分達の努力で何とか出来るものであるならば、授業料は上げたくない。
我々、麻布学院。
商売人としては不合格の塾長2人なのでしょう。
どうしても妥協は出来ない。
だって、成績を上げていない生徒の保護者様から
「塾が楽しいと言っています」って言われたならば、私なら申し訳ないと思ってしまう。
そう言って貰えたのならば、何とかして学力を上げなければと感じてします。
辞めなきゃいいでしょ?生徒が楽しいんだからいいでしょ?
そうにはなれない。
やはり塾が保護者様に応える物。
学力だと思うんです。
学力が上がり、楽しいと言って貰える。
それが一番私は嬉しい。
それって間違いなんですかね・・・・
当たり前だと思うんです。
上げなくても楽しませれば良い生徒。
そんな生徒はいないと思いたい。
私はそう思います。