ある塾長のブログを見て。

前に私も同じような事をブログに書いたのを思い出します。

 

その方程、強い言葉は使わないですが、考えは同じ。

 

保護者様だけではなく我々も思うべき事。

 

 

勉強が出来ていない生徒。

勉強の点数にも、勉強に対しても無表情になって行く理由。

 

苦痛なんですよね。

その苦痛さを保護者様も我々も理解していないと思うから無表情になる。

怒られても意味が分からない。

 

学校。

休み時間を除く全ての授業時間。

勉強が出来ていない生徒に取って苦痛でしょうね。

 

つまらない事を延々と目の前で見せつけられる。

 

だって分からない部分なんてとうの昔の事で、目の前の事を聞いたって理解なんて出来やしない。

授業時間のほとんどを、苦痛に過ごしているんでしょうね。

 

 

私だって、いくら素晴らしい本場のオペラだって言われて、3時間くらい字幕も吹き替えも無いイタリア語の悲劇を延々と見せられたならば。苦痛でしょう。

 

人が動いているのは分かる。

でも言語が全く理解できない。

 

周囲の人間は感動して涙を流したり、笑ったり。

 

その涙の意味も笑いの意味も理解できない。

 

感想を聞かれて、適当に答えて怒られる。

真剣に分からない、つまらないと訴えてもきちんと見ようとしないからだと怒られる。

 

苦痛でしかないでしょうね。

 

 

保護者様も私も学校にはいない。

学校でその生徒がどれだけつまらない時間を過ごしているか見えない。分からない。

 

怒られたって、一日の一番多くの時間を過ごしている学校。

その授業のほとんどが分からない。つまらない。

 

苦痛だと思います。

 

ボーっと時間が過ぎるのを待つ。

時計を何度も何度も確認しながら。

 

やることが無いのでシャープペンを解体してみる。

消しゴムに穴をあけてみる。

暇すぎて寝てしまう。

 

 

我々、塾関係者。

その子の学力を見れば、その苦痛な時間は想像できます。

今まで何人もそういった生徒を見てきてるんだから。

 

我々大人が、その苦痛から救い出してあげなきゃならないんですよね。

まずは、自分の生徒が・我が子が。

どれだけつまらない時間を苦痛に感じて我慢しているか。

 

誰かが今の成績は気にしなくて良い。

分からない部分から始めよう。

 

こう言ってあげなきゃならない。

 

 

でも。

保護者様も我々も目の前の点数も気にしてしまう。

当たり前です。

そんなのは当たり前。

 

気にならない・無関心にはなれない。

慣れる訳が無い。

 

我々も保護者様も同じ。

 

 

でも、共通して一番考えなければならないのは、子どもが勉強を苦痛と感じたのはいつか。

これを一緒に考えて上げる事だと思います。

 

そして、その時点まで戻って頑張ろう。

誰かがこう言ってあげる事だと思います。

 

 

時間がかかるかも知れない。

すぐに結果は出ない。

 

何度も何度も同じ事を繰り返し教えなければならない。

 

それでも、勉強に無表情となった生徒を。

我が子を。

 

少しでもつまらなさから解放してあげたい。

苦痛から解放したい。

 

 

大人が覚悟を決めて、子どもの苦痛に寄り添う時期が必要なのでしょう。

上がらない点数を見たら辛い。苦しい。

 

それでもいつかは先に繋がると信じて。

しつこく何度も何度も。

基礎から1つ1つ。

 

それこそ、学ぶ姿勢、勉強のやり方から。

 

 

子どもたちも苦痛なんです。

暇な授業。分からない理解できない。

延々と続く暇な時間。

 

つまらない。

 

長年、これを学校で。

そして塾で感じ続けた子供に、勉強に向き合ってもらうには時間がかかる。

 

子どもが苦痛に感じる事に向き合わせる。

それであるならば、大人の我々も我慢という辛さを共有すべきなのでしょう。

 

 

 

学校の授業時間。

何も分からずにボーっと過ごす。

つまらなそうに。苦痛を感じて。

救いは少しづつ進んで行く時計の分針。

 

それを想像しないと。

自分の生徒なんだから。

そして大切な我が子なんだから。

 

 

麻布学院は公立高校受験コースの生徒にはしつこく基礎と復習を繰り返します。

分からないを1つ1つ丁寧にゆっくりと。

出来る教科を1つでも作ろうと考えます。

 

社会でも良い。

理科でも良い。

 

その教科から欲が誕生する。

希望が生まれる。

 

他も出来るようになるかもしれない。

そう考える生徒を何人も見て来ました。

 

苦痛な時間を少しづつ減らしていく。

辛いのはお互い様。

生徒も保護者様も塾長の私も。

 

まずは努力できる子供に大人が導きましょう。

そして努力をし始めたならば待ってあげましょう。

 

 

麻布学院は生徒の未来を見据えています。

何度でもしつこく。

 

 

そのための毎日授業なんです。

1日90分。

毎日努力が見える。

 

自学時間を入れれば毎日150分。

 

きちんと出来る生徒は超先取りで伸ばし。

まだ出来ていない生徒は超復習で何度も反復をし。

 

教室の分針の代わりになれるように。

苦痛を少しでも和らげる存在になれるように。

 

 

その分。

我々麻布学院も保護者様も。

 

待ってあげる分。

辛さを生徒と共有する分。

努力だけは続けるようにと訴え続けましょう。

 

麻布学院には生きた手本が沢山ある。

卒業生の講師。

現在の中3生。

いくらでも自分の未来の姿がそこにある。

 

それを伝え続けて行きます。

生徒に示す指針はいくらでもある。

 

同じように勉強を苦痛にしか感じなかった先輩たちが、今どうなっているのか。

私も根気強く。

強く。

 

働きかけて行きます。

 

 

これが子どもたちの未来。

中3生になった時の姿。

 

 

麻布学院の7月新みやぎ模試。

受験者数 21名

 

塾内平均 449.2点 偏差値69

 

塾生偏差値範囲

 

偏差値70以上 10名

偏差値68以上 13名 仙台二高合格判定

偏差値66以上 15名 仙台一高合格判定

偏差値64以上 18名 仙台三高合格判定

偏差値62以上 19名 宮城一高(普通)合格判定

偏差値58 1名 向山普通合格判定

偏差値56 1名 仙台高専合格判定