我々の時代とは違い、定期テストの校内1位獲得は大変。

 

494点。

つまりは外した部分がたったの6点。

 

これで校内1位になれるかなれないかのお話しです。

 

今回順位が出ている中学で、470点の生徒。

校内4位。

この中学は、麻布学院の近隣中学よりも生徒数が少ない中学。

 

それでも470点で3位以内には入れません。

 

450点台でも10位以内に入れるのは、1部の生徒数が少ない中学か、ある程度、学校ワークにない問題が出題される中学。

 

 

それぐらい、今の定期テストは学校ワークの存在が重く、暗記重視な問題になっているという事です。

 

ワークを5周やれば450点。

10周やり完璧にした上で授業のプリントを締めでやって490点。

 

 

本当に暗記。

深い知識は必要ですが、受験の様な難問や思考力が必要な問題に取り組みません。

学校ワークはあくまでも、教科書の範囲を多くの生徒が理解し学べるように作られています。

 

 

それが現実です!

 

今の定期テスト。

 

494点でも校内1位かどうかわからない。

 

力があるか無いかではなく、繰り返し繰り返し同じものに取り組む忍耐力と集中力。

それがあるか無いかです。

 

 

麻布学院の生徒達は、実力テストになると無類の強さを発揮します。

元々の学力が高いので問題に左右されません。模試も同じ。

受験の当日点も高い。

 

ですが、その麻布学院の生徒をもってしても定期テストで校内上位を獲得するのは大変。

ミス1つ2つで順位が大きく変わる。

 

見た目の平均点は低くとも、上位層は1つのかたまり。

 

麻布学院本校の生徒は60名を超えていますが、450以上の生徒が38名。

半数以上が450点を超えています。

 

惜しかった440点台の生徒も多くいいます。

 

 

それでも校内上位になるのは難しいのです。

それが今の定期テスト。

 

 

暗記をすること、同じことを繰り返す事。

それが勉強と思い込んでしまう生徒さんが出てくるのは仕方がないと思います。

 

だから定期テストと模試や実力テストの点数が全く違うという生徒さんが多く出てしまうのでしょう。

 

 

模試も実力テストも、そして受験の当日点も、学校ワークの暗記と反復では点数が取れません。

何故なら定期テストと違い、難問があり範囲が無いので全てを反復する事、暗記で対応する事が不可能だからです。

 

思考力を問われる問題も、その場で考えなければなりません。

暗記・反復が勉強と思い込んで来た生徒さんにとっては、これ程難しい物はありません。

 

 

麻布学院は毎日塾・毎日自学演習。

定期テスト時期は定期テストに集中。

定期テストが終われば、超先取りで難問に挑み続ける。

 

 

麻布学院の卒業生。

上位校進学割合が高いのは、ここに秘訣があります。