例えば、定期テストで校内最下位近く。
そこまでいかなくとも、3桁の順位。
そのような生徒を麻布学院は、どこまで育て上げる事が出来るのか?
この質問は難しい面があります。
個人個人、やはり差があるし、その生徒の適性がありますので、成績が低めな生徒ほど、丁寧な学習計画を立てなければいけません。
入塾時、数学・英語など模試で20点・30点という生徒は毎年入塾して来ます。
他塾から来る生徒もいれば、初めて塾に通って、模試の点数にビックリしてしまうパターンか。
育て方は2つですね。
そういった生徒の場合、入塾時点で評定が低い生徒が多いです。
もし、数学に才能を見出したならば、仙台高専に合格できる学力まで引き上げます。
実際、毎年麻布学院は仙台高専に1人づつ合格者を出していますが、その生徒達は塾の中で一番下のグループから合格を果たしています。
評定の扱いが公立高校受験とは違いますし、受験の傾斜配点もあります。
逆転が可能。
もう1つのパターンは、女子の成績が低めで入塾した生徒達。
この高校に進学しています。
多賀城高校は、宮城県で中間層の行く高校です。
そこまで倍率も高くありません。
ですが、ただ多賀城高校に合格させるのでは麻布学院ではありません。
麻布学院から多賀城高校に進学した生徒の学年順位はかなり上。
受験で今年合格した生徒も370点後半で余裕の合格です。
多賀城高校で、ここまで上位の成績の場合、国立大学も目指す事が出来ますし、私立大学の指定校推薦、看護系の指定校推薦など人生に大きな幅が生まれます。
この数年は、毎年このパターンで点数20点・30点だった生徒を育て上げています。
少なくとも、麻布学院は私立受験でほとんどの生徒を、特進系に合格させますのでその面は安心だと思います。
麻布学院に成績が低い生徒はいない。
その考えは間違えです。
存在します。
ですが、中3生の秋には全員が高校入試にいくつもの選択肢を持てる学力になっています。
塾側としても、協力できる面は惜しみません。
それが麻布学院の流儀です。