今日も新高1生は早くから授業に励んでいる。
とても3日後、合格発表を控えた生徒たちには見えないであろう。
生徒達は次を見据えている。
今年は評定が低い生徒も多数いる。
受験問題が、上位層の差がつきにくい作りだったことを考えれば、最悪の結果も予想できてしまう。
それでも新高1生は、真剣に次の受験へと歩みを進めた。
私も同じ。
自己採点で塾生平均430以上。
塾としてやるべき事はやった。
過去17年間で一番学力が低かった学年。
その彼らが受験で平均430点を叩き出して来たのだ。
生徒達も精一杯にやった。
私の気持ちは明鏡止水。
座して発表を待つ。
もう、受験結果は決まっている。
生徒達は待つことなく前に進んでいる。
私も次の学年に気持ちを移した。
今は新中2生の学習意識づけに奔走している。
今日は新高1生以外、自学日だ。
来ても来なくてもよい。自主的な判断で。
新中2生の多くが自学に来ている。
次の世代に、そうやって麻布学院の伝統が繋がって行く。