ここ数年。

 

少子化が顕著です。

仙台市内以外の高校で入試の倍率が大幅に下がっています。

 

仙台市内でも郊外にある高校の倍率は下がり気味。

 

今年の改革で、宮城野高校総合は募集停止。

名取北高校などは募集定員を削減。

 

 

ですが上位校、特に仙台二高や仙台一高、仙台三高や宮城一高の倍率は高めに推移しています。

 

完全に二極化です。

 

 

オンラインで秋田の生徒を見ているのですが、保護者様がおっしゃっていたこと。

「秋田県で私立高校を考える保護者はいませんよ。そもそも公立に受かるので私立は受験しません。」

 

 

この生徒の所在地が、秋田市内からかなり遠く、通学圏内ではなく、近隣トップの横手高校にもかなり時間をかけて通学する地域。

横手高校は、秋田市内の高校を抜けば秋田県で一番偏差値が高い高校。

 

それでも、昨年度見ていた秋田高校を受験した生徒との温度差が顕著です。

 

 

今まで麻布学院本校から、宮城農業や仙台工業に進学した生徒もいます。

宮城農業2名。仙台工業1名(1名在籍)。

 

ですが、在籍の1名以外は入塾時に校内最下位レベルで、中学の先生からは私立高校専願にしなさいと指導されていた生徒。

そこから成績を上げて、宮城農業の2名と仙台工業の3名は首席。

 

宮城農業の生徒は2名とも東京農業大学。

仙台工業の生徒3名もそれぞれ大学に進学しました。

 

 

麻布学院という空間で、上位校に挑む生徒と同じ空気を吸っていた生徒です。

どのような高校を受験しようとも、学習意欲は高くなります。

 

少なくとも、夏期講習で1日7時間半。

通常は4時間半。

 

部活引退以降は塾で学んでいたのですから当たり前です。

 

 

しかしながら、麻布個別指導学院に来る生徒には、最初から私立専願の生徒もいますし、公立高校ならばという生徒もいます。

そのような生徒にどう対処すれば良いか?

 

今年の受験では、このような指導を行いました。

 

仙台一高志望→麻布学院本校編入準備

仙台三高志望→麻布学院本校編入準備

 

上記の生徒2名は、校内10位以内の経験がなく、模試で言えばD判定で入塾しました。

麻布個別指導学院で、スタート時に私と話をしながら学習内容を決めて編入前提で勉強をしました。

 

仙台一高志望→そのまま麻布個別指導学院

仙台二華→そのまま麻布個別指導学院

 

仙台一高に合格した生徒は、新教室長が来てから入塾です。校内10位以内に常にいた生徒なので、仙台一高は妥当です。
仙台二華の生徒は、スタート時から麻布個別指導学院にいました。ですが、かなり自宅が遠方で毎日は困難。

1日の学習時間を長くして学習量を増やしました。

 

仙台育英フレックス・利府高校志望→東北学院

東北高校文教・公立高校ならば→東北学院榴ヶ岡

 

上記2名は、入塾時の成績が校内最下位レベル。

クラブチームに所属しており勉強時間の確保が課題。

 

引退後に勉強量を多く確保する事と、面談で保護者様と安易な私立高校の妥協はしないと決めて、東北学院・東北学院榴ヶ岡に合格し、公立高校は受験せず入学を決めました。

 

名取北高校→白石高校普通

上記の生徒も遠方から通っていましたが、毎日来ることが出来ており、受験する高校を選定する時に迷いました。

 

仙台市内のナンバースクールを受験するには、入塾前の評定がかなり低い。

安全を考えて、保護者様と地域1番校の白石高校を受験しました。

 

仙台三高志望→仙台育英東大選抜

上記の生徒も最初は志望校が無い状態。もちろん校内順位も評定も低い。

ここから学習意識を変えて、後半大きく伸び、仙台育英東大選抜合格を勝ち取りました。

 

そこから仙台三高に挑みましたが結果は無念な結果に。

ですが、開示された点数を見れば410点を上回っていましたので、調査書点が高ければ合格していたでしょう。

 

常盤木学園・仙台育英英進

この2名に関しては、体調の不良などで欠席日数が100日を超える学年などがあり、1名に関しては数年間不登校の状況でした。

 

まずは普通高校に受かること。

 

1名は、公立高校は名取北・白石高校などを提案しましたが、本人と保護者様の意志で宮城一高を受験しました。

結果は無念に終わりましたが、毎日塾に通えていたこともあり、高校生活では問題なく通えているそうです。

 

 

正直なことを言えば、目標意識の低い生徒。

公立高校ならばどこでも良いという要望。

 

これらに応えるのは厳しいです。

意欲が上がりません。

 

先ほど書きました秋田のオンライン生のスタート時の話。

横手高校を受験する生徒や保護者様でさえ、高校は受かる前提で話が進みました。

 

倍率の低い仙台市内以外の偏差値が低めな高校を目指す生徒について、私立専願の生徒について。

どう学習意欲を上げるか、3月から苦心しましたが、やっと対処方法が出来つつあります。

 

小さな成功の積み上げ。

これが大切。

 

「1か月でこの問題集を終わらせよう」

1年生の復習を1か月で終わらせることからスタート。

とにかく、自宅でも塾でも説き続ける。

 

解き切る事が目標です。

問題集1冊をやり終える達成感。

 

最初は質問ばかりで全く進まず。

成績が低い生徒の質問は、自分で解かず講師が全て解いているようなもの。

質問する事が目的で、自分で解くつもりがない。

 

これが個別指導の悪い部分。

管理者がきちんと管理できていないと、講師が解説して終わり。

生徒は出来たつもりでいても実際は講師が解いているような物で、成績は上がらない。

 

私は3月に突然教室長が退職した後から引き継いで、この質問癖を治し、目標を与える事から始めました。

最近は黙々と問題に取り組み、質問が的をえるようになってきました。

 

問題全体を聞くような質問や単語の質問などは、後ろで管理している私が却下します。

 

解き方のヒントやなぜ間違えたのかを説明させる事を主題に講師には授業をしてもらっています。

自分の間違いを説明する。

なぜ間違えたのか。

 

これが大事。

 

そうやって1冊をやり終えてからは、毎日塾に来て黙々と学習しています。

今は定期テストに向けてワークに取り組んでおり、2周から3周に入るくらい進めています。

 

成績が高めの生徒には徹底して先取り。

麻布学院本校では出さない宿題も出し、どんどん個人に合わせて進めていく。

 

 

麻布個別指導学院は、通い放題の無学年型集団個別指導塾です。

私の指示・管理のもと、計画をたてて着実に実行する。

黙々と。

 

他人に合わせる必要が無いので、進む生徒はどんどん先に。

復習をする生徒は徹底的に講師から、なぜ間違えたのか徹底して説明を求められます。

 

受験というゴールは、寸前まで考えず、その時受ける事が出来る一番難しい高校に挑む。

 

それが一番、成績が低めな生徒に効果があると私は考えています。

そこまでは、小さな成功の積み重ね。

 

今はそれを徹底して実行しています。

 

私の体調が悪く、休み日もありますが、きちんと生徒は講師と共に、言われたことを実行しています。

 

麻布個別指導学院は、仙台二高から私立専願までを目標に運営しています。

高校生もいます。

 

徐々に生徒数も増やしていきます。

最近、入塾が増え定員にせまっていますが、20名以上には絶対しません。

 

ご希望の方はお早めにお電話ください。

 

 

小さな成功の積み重ね。

達成感。

 

麻布個別指導学院はそれを大切に運営していきます。