大手塾には大手塾の良い面があります。
大手塾の良い面は安定して毎年、同じような結果を出せる事。
一定の上位層が必ず毎年通うので、1年間の合格者の数字は多いです。
ですが生徒数が多いために、何名通って何名が合格したかは公表しません。
相当数、合格者の影で不合格の生徒もいるでしょう。
大手塾の中には、合格率を売りにしている塾もありますが、考えて見て下さい。
もし、自分の子どもが受験に失敗したとすれば、その塾から来たアンケートに答えて返信をしますか?
多くの場合は破棄してしまうはずです。
難関校コースの無い塾の場合、受験が終われば生徒の多くは退塾し、継続する生徒は少数です。
ですが、このような塾の場合は、学力が中盤から下の生徒が楽しく勉強をするのに適しています。
大手塾は、毎年同じような方針で、安定したサービスを提供してくれます。
個人塾という物は、その塾長が何を最大の基準にしているかで全く方針が違います。
方針すら定まらず、毎年言っている事が違う塾も多く存在します。
要は行き当たりばったりの塾も多いという事です。
生徒数が毎年多い個人塾で合格実績が芳しくない塾は、最悪なら成績に重きを置いていない、良い塾ならば地域のレベルに合わせた授業を心掛けている塾です。
その地域で絶大な人気の高校合格実績が多く、仙台二高や仙台一高の合格者はほとんど出ない。その代わり、その地域で人気のある高校の実績はかなりある。
分かりやすい考え方です。
保護者様のニーズがそうであれば、そこに合わせているので生徒数が毎年安定しているのでしょう。
個人塾のやり方は、塾長によって違う。
麻布学院桜咲ゼミもそうですが、集団個別指導、つまり自立学習塾も多くなりました。
自立学習塾の場合は、責任者の能力でかなり差が出ます。
この場合必要な能力は、生徒を管理する能力であり、上手い授業を展開する能力ではありません。
教えない塾を売りにしている体制ですので、徹底管理が必要な訳です。
コミュニケーション能力に長けていない場合は、ただの留守番のおじさんがいる自習室になってしまいます。
この方式で生徒数が増えれば、かなりの収入になるでしょう。
なんせ、塾長1名+講師1名・2名いれば授業が成り立ちます。
こういった塾の場合は、面談できちんと塾長の人となりを判断する事です。
塾長の人柄で全く成績が変わるのがこの方式ですから。
個別指導塾で個人塾の場合は、塾長の指導能力が問われます。
個別指導の場合、1対1 1対2 1対3という講師と生徒の比率になりますので、どうしても講師の数が必要です。
大手塾の個別指導塾には、教室長が教えない塾がたくさんあります。
ですが、個人塾の場合、講師募集にかけるお金もそこまでありません。
安定して毎年講師が揃うのは、難しい事もあります。
その場合、1対5や1対6という、本当に個別なの?という塾も存在します。
個別指導塾の場合は、組み合わせも重要。
1対2の方式で、自分のお子さんと組になる生徒さんが、非常に手のかかる生徒の場合、90分の指導時間の多くは、その生徒に使われているかもしれません。
学生講師の場合は、やはり質問の多い生徒に応えてしまう面はあります。
個別指導を社会人だけで出来る規模の個人塾は存在しないでしょう。
個別塾は数学・英語・国語・理科・社会を、週2回・週3回、怖ろしい場合には週1回で要望される場合があります。
その場合、講師の都合がつかない日などは、塾長がフォローに入る事になります。
ですから、塾長の教務力が必要になる訳です。
麻布学院の塾長2名も複数教科を教える事が出来ます。
特に、私ではない方の塾長は、過去15年間分の全国受験問題正解の全教科、全県公立受験問題、掲載されている都立・私立の問題を全て解いている人間です。
全教科指導可能ですが、その人間を1対1や1対2にまわす事になるとすれば、非常に高額になるのは仕方ないと思います。
個別指導塾の場合、週回数は集団塾よりも少なく、料金も高い事が一般的です。
自習室などが完備されていない場合は、勉強量が大きく不足します。
麻布学院が重要視している基準は学力です。
上位校志望になる生徒が多いのですが、全員が最初から上位校を目指していた訳ではありません。
麻布学院に通ううち、学力が上がり上位校を目指すようになった生徒が毎年たくさんいます。
麻布学院は利益でも生徒数でもなく、名前を売りたい有名になりたいでもなく。
ただひたすらに生徒の学力向上と、学力全般の数字・結果・実績を追求する塾です。
どの方式が優れていようがなかろうが、学力の数字・結果・実績が出ていない塾は、それ以外の何かに重きを置いているのでしょう。
しつけや、楽しさ、通わせる事、利益、有名になる。
様々な働く原動力があると思いますし、特に麻布学院もそれを否定しません。
否定はしませんが、そういったものには全く興味がありません。
しつけや楽しさがあっても、受験合格発表日、掲示板に自分の数字が無ければ、そんな楽しさや、しつけなど吹き飛んでしまします。
それでも頑張ったと言える塾は、素晴らしいですね。
頑張ったと上から目線で生徒に言う前に、申し訳なかったと保護者様に伝えるべきです。
麻布学院は毎年そうして来ました。
落としてしまって感謝されることが一番つらい。
それを誇り気には全くなれない。
ですから麻布学院は、志望校に対する数字・結果・実績に全ての精力を注ぎます。
人員も機材も教材にも制限をかけず、赤字になってもどんどん投入します。
これで利益が出る訳がありません。
それでも数字と結果と実績がきちんとでるまでは、何年でも我慢します。
麻布学院の数字と実績に間違えはありません。
模試の数字も毎回掲載しています。県内順位や塾生の偏差値もです。
宮城トップ5校に合格した過去の卒業生330人中195名の全ての合格札が教室に貼ってありますので、合格者数も間違いはないと確認できます。
塾は実績や数字を公開しなくても悪い訳ではない。
ですが、トップ校受験をほのめかすブログを書くのであれば、通算とその年の合格者数は掲載すべしと私は思っているので、全ての実績を掲載しています。
オンラインの場合は、いくらでも架空の生徒を作り、合格実績や校内順位を偽る事もできます。生徒同士の繋がりが無い場合も多いからです。
麻布学院オンラインの場合は、全員がZOOM自学室で顔を合わせ、slackで自ら校内順位を報告してくれますので、お互いが校内10位以内にいて、どの県から来ているかを把握しています。
麻布学院がここまでするのは、こだわる部分が成績における数字・結果・実績にあるからです。
数字や結果や実績にこだわり、保護者様がそこに信頼を寄せてくださるので、全ての数字・結果・実績は公表すべしと思っています。
麻布学院が求める基準。
学力・数字・結果・実績。
大手塾が好きな保護者様や生徒さんに、いくら麻布学院の良さを伝えても無理があります。
河合塾さんやひのきさん、進学プラザさんをおすすめします。
ですが、大手塾では成績が向上しない、不信感がある、担当教室長が何回も変わるなどで不満があり、個人塾を探していて、しかも上位校志望の場合は、麻布学院が最良の選択肢かもしれません。
何故なら、宮城県の個人塾の1教室で、麻布学院と同じくらいの数字を残している個人塾が皆無だからです。
大手塾にはない、徹底した手厚さと、諦めない気持ちが一番と思う保護者様はご連絡ください。
ご相談に乗ります。