結局勝つのは小学校からいた人間。
努力して県内1位を獲った中3生達も、定期テストで493点の校内1位も。

全中学の定期テスト10位以内、県内100位以内が、小学校からいる定期テスト20番台に負ける。

それが難関問題です。

努力していた人間は、全員泣いていました。
ボロ泣きです。

ボロ泣きです。
2時3時までの努力が、能力の前に砕かれてしまう。
勝ったのは中2生。

だけど、私は負けて泣いている人間の方が数倍好きですよ。
努力していた証拠だから。

1位になった生徒が真剣に勉強している生徒だったらば、やはり喜んだと思います。
小学校からいるので、愛情もある。
でも彼女は、勝ったという顔ではなく、泣いている人間達を見て、勝ってしまったという顔をしてしまった。

それでは喜べない。

麻布学院は常に真剣勝負。
これだけの事をやっても、誰一人、心は折れません。

夏期講習。
悔しかったのならば、維持を見せよう。

特に中3生。
君たちはきちんと実力は見せたよ。
負けは負けとして、努力を惜しまなければ、次は勝てるさ。

努力が能力を超えるのなんて、私は何回も見てきましたから。

前を向いて、悔しさは胸に。