散りぬべき
時知りてこそ
人の世の
花も花なれ
人も人なれ
細川ガラシャ辞世の句です。

この句には私の運命が入っているようで、大好きな句です。
生徒が見たら意味がすぐ解りますね。
何が運命的なのか。

細川ガラシャは女性で、明智光秀の娘。
関ヶ原の戦いで家康側についた夫に、自分が西軍の人質にされる事で夫を苦しませ、自分の父親が夫に与えた苦しみを自分が生きる事で二重に負わせるのを避けて自分から死を選んだ武家の妻の最後にしたためた意地が入っています。

散って行く、時を間違えず人々に惜しまれて散るからこそ、花は花として美しく人の心をうち、人も潔い散り際を知ってこそ人として美しいまま人の心をうつのです。
そんな辞世の句です。

私は、体調を大きく崩し数年間仕事が出来なくなった時もありました。
復帰してからも何度か入退院を繰り返し、自分をセーブしながらの仕事を余儀なくされて来ました。
そのおかげで、今年の受験では入院などの長期離脱もなく昔の全盛期の私が出していた数字、結果、実績に近い受験結果を出せました。

その分、もう1人の塾長にかけて来た負担も大きかったと思います。
私の体調は戻る事はありません。
薬と通院で抑えているだけ。
もう1人の塾長も、持病が悪化しているのが目に見えています。

ならば迷惑をかけてきた分、私が無理をする順番です。

評定の高い学年1位を何人か引き抜かれ、麻布学院の学年1位には必ず生徒を使って模試を受けさせようとする。
模試を受けさせたら割り引きの勧誘。
そして、大手では春期講習の始まるまさに今日、また学年1位が引き抜かれました。
もう1人の塾長が愛情を込めて小学生から育て上げた生徒です。

あっけなく、その努力を無にされて泣く姿を見れば私がやるしかない。
これで3人目だ。
しかも前の2人はその後、学年1位から遠ざかり結局はその大手塾を辞めてます。

もう我慢の限界。
仕事をセーブしません。
全学年、昔のように私が指揮をとります。

ここが私の散り際。
何年間持つかわかりませんが、最後の意地を大手塾に見せてやる。

個人塾には個人塾の意地がある。
我々は大手の下請けじゃない。
やってやる。
塾を団結して総力戦だ。
もう体調は考えない。全学年統括して指揮をとります。

個人塾はお互いの足を引っ張り会う時代じゃありません。
どこの塾も悔し涙を流したはず。
我々は大手塾の下請けじゃない。
麻布学院は徹底的に戦います。

新みやぎ模試県内1位2名。
新みやぎ模試県内2位2名。
宮城野中学年1位。宮城野中学年2位。学年10位以内9名。
上杉山学年1位。桜丘学年1位。
東仙台学年2位。
東華、五橋、五城、西山、高砂5位以内。

今年の受験生は新みやぎ模試県内1位3人。
宮城ぜんけん模試6回中5回県内1位。
一高・二高10人。
ナンバー・高専16人。
西大和学園合格。ラサールS特待2名。
公立高校受験コース4名全員合格。
仙台育英特進22名全員合格。うち20名東大選抜特待。

まだまだやれるぞ。
今年は新中学1年生も指揮をとります。

完全塾長2人体制で全学年の舵をとる。
受験生担当だけで数年間楽をさせて貰ってましたが私も全学年に入ります。

まだまだ上位はいるぞ。
1人じゃびくどもしない。
俺が完全に指揮をとった麻布学院から引き抜きは不可能。
さらに全学年、ことごとく広い地域から生徒を集めて戦ってやる。

何度でも言う。
個人塾は大手の下請けじゃない。
大手塾でこのままじゃ難しいと悩む保護者様やオール5の生徒さんで模試や実力テストがとれない生徒さん。
麻布学院は必ず引き上げます。
今まで100%そうして来ました。
麻布学院に力を貸して下さい。
必ず点数は引き上げます。

平気な顔をしていたけれど、もう1人の塾長が泣いたのを見て決心していました。
もう、自分をセーブしない。

東大理Ⅲや仙台一高3名・仙台二高1名の首席合格者を出したあの時代の自分に。
後先は考えない。
自分をセーブしない。

散りぬべき時は今。
これからの数年間に全精力を注ぎます。

1人引き抜いたぐらいで麻布学院はビクともしない。上位獲得を焦ったのか、わかりませんが私を完全に復活させてくれてありがとう。

お相手致します。
宣戦布告承りました。全力でどうぞ。

関ヶ原の島津義弘。捨てがまり。
中央突破。いつかは本陣近くに伺いし候。
まずは宮城野で一戦所望致したく候。 

今年、麻布学院にいる生徒はラッキーです。
今年度の私はトップ校に20名を出した時の私です。