受験結果が出たら、我々塾は全て結果だけを受け入れるのみです。
倍率に文句を言っても、それを読みきれなかった我々が悪い。
問題に文句を言ったら、それを教えていない事になるので恥の上塗り。
生徒のせいにするなど愚の骨頂。

生徒の進路に後から文句を言うなど、指導者の風上にもおけない行為。
それならば最初から引き受けなければ良い。
引き受けておいて後から文句を言うなど言語道断です。
生活のために引き受けたのだから、粛々と志望校に合格させるべきだ。

自分の塾の惨状を棚にあげて、知識も見識もあったもんじゃない。
地域のせいにするのも片腹痛い。
その地域で何年もやっていて理想を求めてきたならば何かを変えれたはずだ。

他塾のせいにするのも大間違い。
それをこえるだけの魅力が無いから生徒を引き抜かれたり、二の足をふまれる。

我々が考えるべき事は二重三重のセーフティ。
もしもの事を考えて必ず最悪を想定して行動するべきだ。
それが特待生合格であり、私立高校の学年1位である。
それを達成するまでは、塾の意地のためにも、生徒への贖罪の意味でも、塾は協力するべきだと私は思います。
東大選抜で2つの学年1位。
ウルスラtype1の1位。
それでこそ麻布学院と言って貰える結果が出るならば、生徒にとっても私にとっても、素晴らしい結果だ。
金ではない、贖罪と名誉と信念のためだ。

今の時期は、次の中学3年生や新中学1年生の入れ替え準備で忙しい。
入塾面談や保護者面談もある。 
経営者であればつい最近まで確定申告もあって事務にも忙殺される。

ただ、それと平行してやらなければならない事があるはず。
無かった事にして毎年次に進んだり、何かのせいにして言い訳をしたり、生徒や保護者の責任にしたりするから何も変わらない。

麻布学院はステップを常に踏んできた。
昨年からはやっと小学生教育に力を入れられる体制が整った。
高校受験で結果を残せないのに小学生教育に力を入れても他塾に中学生から移られるのは目に見えている。

まずは中学生の高校受験、次は小学生から二高一高生を育てる、次は高校生の国立大を目指す体制、次が中受験。
今は麻布学院は、小学生教育までのステップに進んだ。
ここまで15年。
仙台一高と仙台二高の合計合格者が100人こえるまで我慢してきた。
やっと小学生を育て始める段階だ。

でもそれもこれも、高校受験の責任を果たしてこそのステップ。 
結果を出せなかったならば、その生徒が軌道にのるまで、必要とされれば損得を考えない。
麻布学院はそう思って15年間やって来ました。

無かった事にしたり、問題のせいにしたり、他塾のせいにしたり、倍率のせいにしたり。
それが積み重なり、10年以上この仕事をすれば、保護者から中身が透けて見える状態になる。
麻布学院は10年間、小学生に手を広げず、高校入試に全力をそそぎ、やっと13年目で小学生教育を考え、来年は小学生から二高一高の育成と中学3年生の受験で県外私立合格者を多数だすことだ。

そしてそれをやる前に必ずやらなければならない事は受験の結果を受け入れ、反省し、逃げずに生徒に次を見据えスタートを切らせる手伝いを完璧にすること。

言い訳はしない。
結果を反省する。
無かった事にしない。
生徒の気持ちを前向きにかえる。
良いスタートを切ってもらう。
それを第一に考えて私は行動します。

全ては塾長である私の責任。
自分の責任は自分がとる。
当たり前の事です。
今はその責任をどうとるかを第一に考えて行動しています。
そこまでやって初めて数字や結果や実績を誇れるようになるんです。

少なくとも麻布学院はそう思っています。