今年の受験も生徒達は力を出しきりました。
国公立受験生23人中15人がナンバースクールに合格。
理由があって仙台高専を受験した生徒をいれて16人。
公立高校受験コースの4人全員が合格。

仙台二高と仙台一高だけで10人。

ですがまた合格させてあげられなかった生徒が3人。
3人とも、仙台育英東大選抜です。特待生合格はしているだけに、最後の数点をどうにかしてあげれば合格出来たはず。
やはり私のデータにどこか妥協があったんだと思います。
また生徒を泣かせました。
うちは誰もランクを下げた受験をしません。
第一志望校を受験します。

合格出来る点数に引き上げたと油断をするから生徒を毎年泣かせてしまう。

仙台育英東大選抜の高2生と高1生の学年1位は麻布学院出身。
ウルスラtype1の高1生の学年1位も麻布学院出身です。
全員、あと数点あれば公立に合格出来る実力はありました。
その数点をどう獲得するかではなく、どう守るかばかり教えてしまいました。
今年の3人も同じです。

私が学ばなかったための結果。

今年の受験生は、今年で高校受験は終わり。
受験は来年リベンジとはいきません。

ですが今日3人に話をしたのは、先輩達も私立高校で期待される存在になっており、彼らは合格発表当日から大学受験に向けて勉強を始めたということです。

麻布学院は今日も受験生全員が授業です。
合格したせいとも、悔し涙を流した生徒も机を並べます。

今日この時から3年後の大学受験はスタートしているんです。
お互いに、負けたくない理由はあるはず。
それを3年後にぶつけ合う努力。
それを続けているから麻布学院の先輩は私立高校で上にいれるんです。

私は本当に、力が無い人間で毎年毎年生徒を泣かせて来ました。
何人ナンバーに合格しようとも、全員を志望校に送れなければ私の仕事は不完全です。

また1年間今年の結末に悩みながら何が足りなかったかを考えます。

合格した生徒20人はおめでとう。
精一杯頑張りました。
君たちはついに私から卒業ですね。
寂しいけれど嬉しい事でもあります。
ここからは自分の力で目標とする大学を目指した戦いを。
そして準備を。

3人は決して合格した生徒に劣ってはいませんでした。
全ての責任は私に。
だから君たちは戦った自分を誉めてあげてください。
ダメな指導者の私が悪い。
そして必ずや大学受験で結果を。
応援出来ることは全てします。
今日から前を向いて、まずは私立で学年1位を目指そう。
準備をしてスタートを。

今年は自分に出来る全てを出しきったと思い込んでいた私はいつまでたってもダメな指導者ですね。
またやり直しです。

受験生全員。
よく頑張りました。
君たちとの日々は楽しく幸せな日々でした。
本当にありがとう。
そして全員を合格に導けずごめんなさい。
君たちの努力は素晴らしかったよ。
だから全員前を向こう。

今日から新しい1日だ。
俺も君たちも。
本当に幸せな1年間をありがとうございました。
ありがとう。
心からありがとう。