今日は皆さん高専について書いているみたいなので、うちも書いてみます。
ちょうどタイミングよく、中2女子が突然高専といい始めたみたいで今日、面談になりました。

高専は、特殊な学校です。
人を選ぶと言っても間違いないではありません。
先生達も高校教師というよりは大学の講師に近い感じです。

ですからカリキュラムも普通に高校で学ぶような数学などの教科とは別に、専門教科があり、そちらの講師たちは成績に厳しいんです。

ですから留年率と退学率が普通高校の数倍から数十倍(どこの高専かによる)あります。

今日の生徒はどこかで高専の話を聞いたらしく、オープンスクールにも行ったそうなのでしすが、お母さんはやはり生徒の雰囲気と自分の子供の雰囲気の違いは言ってらっしゃいました。

それと、麻布学院の生徒って基本的に志望校か志望校を遥かに上回る高校を受験している生徒が多いので、高校でも上手くいくケースが多いんです。

努力して勝ち取った合格なので。

しかし高専だけ唯一、二人も退学にいたってしまったケースがあります。
個々に理由があるので内容は省きますが、二人とも本来なら仙台一高や仙台二高を受験しても当たり前に通用した生徒です。

成績で退学した訳じゃなく、やはり周囲のノリについていけなかった感じです。

二人とも、その後違う高校に進むなどして上手く待ってますが、学力が高くてもこういったケースはあるんですよね。

やりたいことも無いのに、ギリギリで合格した場合は、厳しい学校ですよ。
雰囲気に馴染める生徒かも重要ですし、高校から見たこともないような専門教科があるので、やはり勉強は大変です。

余程余裕がないと、心配で私は勧めていません。
評定が低く、数学と理科の点数が飛び抜けて高く、しかも数学が好き。
そんな生徒には勧めています。

我々、受験業界の人間でも、おいそれと後先を考えず勧められない高校です。

生徒を思い切り選びますし、最低5年間も40人なりの同じクラスの人間と変わらずに学ぶんです。

雰囲気に馴染めないとやはり大変ですよね。

無責任にお薦め出来ません。

良い面もありますよ。
うちの生徒で評定で1がある生徒が合格しました。
普通の県立や市立なら難しいことです。
数学が大好きな生徒なら受験で逆転が可能ですから。
しかも数学、理科好きの技術家庭好きには天国です😃

就職もかなり良いですしね。

人さえ選べば大丈夫な学校です。

どの学校だって、そもそも生徒全員に勧めらる高校など存在しません。

私の高専の感想です。
生徒によっては天国であり、また違う生徒には地獄でもある。
その確率が高いので、それが留年率や退学率に反映しちゃうんだと思います。