産院の検診2回目(11週2日)に非認証NIPT施設で検査したトリソミー21(ダウン症)陽性の結果をもって相談しに来た。
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名前が呼ばれ、震えながら病室に入る。
荷物を置き、座る。手には母子手帳と妊婦検診票とNIPTの結果をプリントアウトした紙を握りしめている。
A先生「こんにちは。先に妊婦検診票にサインしますね。」
私「・・・・こんにちは。」
サインをしながら、
A先生「体調に変わりはありませんか?」
私「・・・・・・あの、、、実は、、、NIPTを外部で受けまして、トリソミー21陽性の結果を昨日受け取りました。。。」
NIPTの紙を震える手でA先生の前に出す。
私「あの、、、NIPT検査でトリソミー21陽性ということは、私の年齢だとほぼダウン症確定ということですよね・・・?」
震える声でやっと伝えた途端、涙があふれでてくる。
A先生「はぁ。。。。(溜息)これ、どこの病院で受けたのでしょうか?」
A先生が検査結果に目を通す。
私「このNIPTの実施機関はDNAサイエンスというところで、血液自体は会社近くにあるK病院で採血しています。」
A先生は携帯電話を出してK病院を調べる。
A先生「それで、検査した結果に対してそこの医師は何と言っているんですか?」
私「結果を受け取ったばかりで、まだ話せていないのですが、K病院は採血しただけの病院で、カウンセリングについては関西の方にあるSクリニックのS先生という方が電話でしてくれるようです。ただ、面談日程はメールでDNAサイエンス経由で事前に予約する必要があり、まだ日程も決まっていません・・・」
涙がどんどんあふれて鼻水もでてくる。
A先生は携帯電話でSクリニックを調べる。
A先生「うーん、このクリニックは小児科の病院ですね。小児科の先生がNIPTの遺伝カウンセリングやってるんですね・・・」
私「あの、、、この検査結果だと、トリソミー21(ダウン症)の確率が極めて高いということですよね?」
A先生「この検査はうちの病院で検査したわけではないので結果について説明することはできません。まずはこの検査結果について受診した病院の先生の説明を聞いてください。」
私「・・・・・・面談日程を調整中なのでまだ説明は受けられていないですが、DNAサイエンスのHPにはこの検査結果でトリソミー21陽性の場合、基本的に確定検査で”絨毛検査”か”羊水検査”を受ける必要があると記載があって、受診する病院を自分で探す必要があるのですが、”絨毛検査”だったら11週からなので今すぐこちらの病院で検査の予約をすることができるでしょうか?」
A先生「”絨毛検査”してもおそらくNIPTと同じ結果がでますよ。NIPTでは胎児とつながっている胎盤を構成している絨毛から母親の血液に流れ出てきた胎児のDNAを検査しているだけなので。うちの病院ではNIPTで陽性が出た場合、確定診断では”羊水検査”を行っています。”羊水検査”は胎盤ではなく胎児のDNAを直接採取するので。事例は限られますが、胎盤性モザイク型だと”絨毛検査”では陽性になるが、”羊水検査”で陰性になることもありますから。」
私「・・・・・・そしたら、"羊水検査"をこちらで予約することは可能ですか?」
A先生「うちの病院で受けたNIPTの結果ではないので、まずはこの受診した病院の先生から紹介状をもらわないとできません。」
私「え・・・紹介状・・・?」
A先生「私たちも組織の中で働いているので、うちの組織ででた検査結果でないものを持ち込まれて確定検査をしてくださいと言われてもできないです。」
私「・・・・・・」
A先生「他の病院で受けられた結果なら、紹介状をこちらの病院に対してきちんと書いて頂く必要があります。紹介状がないとうちはそれ以上の検査はできません。」
私「・・・・・・。紹介状がないと、こちらでは予約できないということですね。。。わかりました。面談する際に紹介状について頼んでみます。」
A先生「そうしてください。」
私「あの・・・・・・トリソミー21の可能性が高いなら中絶も検討しているのですが、、、その場合こちらで手術を予約することはできますか?今日金曜日で11週2日なので来週水曜日には12週に入ってしまって、、トリソミー21の可能性が高いなら、初期中絶に間に合わせるために来週火曜日までに予約しないと・・・」
A先生「初期中絶の場合もうちの病院は紹介状がないとできませんね。・・・これはあまり言わないほうが良いかもしれませんが、初期中絶手術をお考えでしたら紹介状なしでうちじゃない病院で手術できますよ。望まない妊娠をする人がそういった病院に行って初期中絶することはよくあることですから。」
私「・・・・・・。明日から週末で、来週も仕事あるし、、これから探して間に合わないんじゃないかと心配で・・・」
A先生「そうですね、時間はないですね。もし他の病院で初期中絶の際にうちの紹介状が必要なら書きますよ。その際、1~2日くらい週数あとずれしてもそんなに影響ないですから週数をずらして紹介状を書くことも可能です。」
私「・・・・・・なるほど、そうなのですね。。。。」
A先生「もし初期中絶を考えているなら尚更、SクリニックのS先生に早く結果について相談したほうが良いですよ。今金曜日の17:00ですが、HPに営業時間21:00とあるからつながるんじゃないですかね。」
私「・・・ただ、面談日程調整はDNAサイエンス経由でメールのみと記載があって。。。」
A先生「それは知りませんが・・・初期中絶するなら時間がないので事情を話して電話してみたらいかがでしょう。」
私「・・・。そうですね。わかりました。この後すぐ電話してみます。」
A先生「はい。今日は初めて経腹で超音波見る予定だったのですが、どうされますか?」
私「見たいです。お願いします。」
トリソミー21(ダウン症)の80%は初期に流産するとネットで見た。前回の検診から2週間経っていた。もしかして、もう赤ちゃんなくなっている可能性もあるのでは・・・?と思った。
ベッドに横になり超音波のモニターを見る。
心拍が動いている。赤ちゃんも動いている。生きていた。
モニターに映る自分の赤ちゃんはとっても可愛い・・・涙がまた溢れてくる。
先生は頭殿長や心拍数など確認。
A先生「週数通りの成長ですね。」
私「あの、NTが厚いとダウン症の可能性高いですよね?NT見てもらえますか・・・?」
先生「そうですね、NT見てみましょう。・・・・・・NTは3.5mmありますね。通常はうちの病院では2.5mm以上だと厚いと判断するので、やはり厚めですね。」
先生「でも、それ以外には異常のある部分は特に見当たらないですね。」
私「そうですか・・・・・・。見て頂きありがとうございます。」
先生「それでは、このあとSクリニックに連絡してみてください。」
私「わかりました。失礼します。」
こうして病室を出た後、Sクリニックに電話をかけた。
Sクリニック受付「はい、どうされました?」
私「DNAサイエンスを通してNIPTの結果を受領した”おりん”です。S先生に緊急でどうしても相談したいことがあり、お話しさせて頂きたいのでつないでもらえますか?」
受付「少々お待ちください。・・・・・・いま診療中なので、診療が終わったら連絡しますね。折り返しの電話番号を教えてください。」
私「はい。番号は〇〇〇です。緊急の内容なので、どうぞ折り返しよろしくお願い致します。」
病院から家まではバスで40分。その途中で折り返しの電話をもらったら話せないと思い、病院で待機した。
・・・が、待てど暮らせど折り返しの電話は来なかった。
再度、Sクリニックに19時頃電話をかけたがつながらなかった。
その後、夜遅くに病院から家に帰ったが、その日折り返しの電話が来ることはなかった。
(続く)
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このブログを書いていたら、当日のことを思い出して泣いてしまいました。
夫は仕事で忙しいのと、病院など長い待ち時間がかなりの苦手。
夫が待っている間にイライラしているのが伝わってくるのでいないほうが楽かと思い、一人で行きました。
とても心細く、不安で押しつぶされそうだった当時の記憶が蘇り、ブログ書きながら「うう、怖かったよー...辛かったよー...」とまた一人で泣きました。
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長男妊娠時からエアリズムのブラトップを愛用していて、普段はMサイズ、つわりが酷くなってきたら締め付けの少ないLサイズ
がとてもよい。(痩せてるときはSサイズを着用していたので、S,M,L全部持っているw)
産後も、ブラトップ部分をびよーんと伸ばせば授乳もできてとても便利!
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