人間関係の構築が面倒になるお年頃。 | アザノカタリズム

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色んなことを勝手気ままにダラダラ語ります。

新しい環境に身を置く時、最優先は「自分の居場所」を作ること

・・・だと思っている。

 

自分がそこに居ても問題がない、違和感や疎外感を感じることなく

身を置いて存在できるか、ということは非常に重要なことだと考える。

 

「居場所」とはつまり人間関係ともいえる。

 

環境によっては、自分自身のみの単独でその世界を作ることができるかもしれないが

たいていは他者との関わりが必須となるのが、社会である。

 

そしてその関りが、何か事柄をスムーズに行うにあたり影響がある環境であった場合、

「居場所」なりポジションの確保は、その事柄よりも最優先事項になる。

 

何故なら、それが仕事の業務等であれば、

不慣れさをサポートしてもらったり、ミスしてしまった時のフォロー等の対応に

歴然の差が生じるからだ。

 

人間関係の構築は、

円滑に物事を運ぶ為には避けることのできない重要任務である。

 

 

さて。

その構築には、少なからず自らの努力、経験が必要となる。

環境がよければ、さほど自分が何をするでもなく

居場所がスっと用意されているラッキーなこともあるし、

自分から意識的に行動して隙間を作り出さなければいけない場所もある。

 

ラッキーな場合とは、例えば

元居た人の穴、つまりポジションに収まるなら、

その人と自分が似ていればスっとそこに埋まるだけなので受け入れられやすく

摩擦が少ない。

でも似ていなかった時に、比較され拒絶反応が周りから出た場合は

かなり険しい道になる。

 

逆に、新たに自分が場所に追加で入る場合は

すでに出来上がった固形物に混ざっていかなければならないので

全体を溶かしていくのか、一部の柔らかいところを探し入ってみるのか

かなりの戦略と行動力を要する。

 

 

人付き合いにおいて、その人柄、性格、思考、行動傾向を観察し

自分と相手に合う何かをひとつでも発生させなければ難しい。

 

つまり人物リサーチが重要になってくる。

 

ここで注意すべきは、

人物像を把握する時のヒントに、あまり他者の意見を鵜呑みにしないことだ。

 

以前からここでも語っている通り、

誰かにとっていい人でも、自分にとっていい人かどうかはわからないし

逆も然り。

 

必ず、自分で接触して確認していく必要がある。

 

そうして、自分がどのように接すれば相手との距離を縮められるか、

どういった行動が気に障るか等をリサーチし、「居場所」を確保する。

 

 

社会経験を積むと、本当に色んな人と関わる。

一筋縄では付き合いできない人なんてザラにいる。

かと思えば、非常に良好な関係がすぐ構築される現場もある。

 

こればかりは、実際にその中へ入ってみないとわからない、”ガチャ”だ。

 

幾度となくそういう経験をしてきた中で培ったスキルを活かし

構築を計るが、どうにもこうにもうまくいかないことも、時にある。

 

アノ手コノ手と、自分から変容してみるも失敗に終わる時、

それはもう自分が、というより相手やそこの環境の問題なので

それで悩むのは無駄だし馬鹿らしい。

 

なので、どうしようもない時は、その場所での居場所作りを諦め、

別の場所へ移ることの方へ注力するシフトチェンジも選択のひとつだと思う。

 

一匹狼で風来坊な存在で大丈夫だ、それで問題もない環境だという人は

無理に居場所作りする必要もない。

 

 

・・・とはいえ、若い頃はそんな風には簡単に思えず、

自分はすごく悩んで苦しんだし、無駄な労力だと感じるようにはなったとはいえ

今でも少なからず悩んでいる。

 

人と全く関わらず生きていくことは不可能だし

何かの組織やグループ、枠組み等に身を置くことになれば

最小におさえたとしても、何かしらの関係は結ばれる。

望んでいなくとも、ね。

 

何故こんなことで悩まなければいけないのか、

ということが発生することが煩わしい。

 

何度も何度も経験すると、もう面倒になってくるし

諦める、見切るのも早くなってくる気がする。

 

 

もうすぐ新年度ということで、学生さんも社会人も

何かしら新たな場所でのスタートを迎える人が多い時期。

 

この語りは、とくに何か役立つ方法を語ってるわけでも

解決策でもないかもしれない。

 

いや、自分としてもそんなつもりじゃなく、

 

人間関係においては、

自分が努力、行動をしたのにうまくいかないって時は

自分を責めずにいようぜ!

 

って、自分にも言い聞かせてることを

もしや同じことで苦しんでる人がいたら、少しでも何か共有できたら・・・

 

と思い語ってみたものであって

いつも通り、こちとら勝手な語りではありますが

誰かに読んでいただければ幸い。

 

心が疲れるのはしんどいもんね。