<ストーリー>
ノルウェーの科学者によって人間の身体を縮小する方法が発見され、
身長180センチなら13センチにまで小さくなることが可能になった。
人口増加による環境、食料問題を解決する「人類縮小200年計画」が立ち上がり、
一度小さくなれば二度と戻ることはできないが、
それでも各国で小さくなること(ダウンサイズ)を選ぶ人々が徐々に増えていく。
アメリカのネブラスカ州オマハでストレスフルな生活を送る、
どこにでもいる平凡な男ポール・サフラネックは、少しの蓄えでも裕福で幸せな生活が送れるという縮小された世界に希望を抱き、ダウンサイズを決意。
しかし、土壇場で妻のオードリーが逃げ出してしまう。
ポールは縮小された人間たちの世界でひとり寂しい生活を送ることになり、
自暴自棄になるのだが……。/引用:映画.com
ミニサイズになれる!というファンタジーな作品かと思わせて
世界の・・・いや、この地球上、人類の抱える様々な問題を風刺をしている作品。
軽く見始めてしまったので、思わぬ展開に見入ってしまった。
これは、うまい。
そして、主人公演じるマット・デイモンの「フツーの男」がまた良かった。
印象に残った最後のシーン。
車椅子で佇む老人・・・序盤のシーンと被らせているところが、ぐっときた。
このシーンがあってこそ、
この映画での「僕は僕でしかない」というセリフが
より強調された気がした。
状況や環境が変わったって、ミニサイズになったって
自分は自分であることに変わりはない。
前情報が全くないまま見たので、申し訳ない言い方になるけど
予想以上に・・・意外と良作でした。