卵子提供を決意し、海外飛行機での治療が必然となりましたびっくり




台湾は卵子提供を国が管轄していて、地理的にも大変近いこと、費用が比較的抑えられることから日本人にも人気が高いようです。親日家が多いので親近感もありますニコニコ




アメリカは特にハワイやしの木の成功率が高いイメージですが、基本のパッケージ費用も渡航費も高くなります$




ところで…




今の日本社会の現状は、日本人の卵子提供への理解はまだまだ浅く誤解や偏見も強いため、生まれてくる子供と周囲への告知はハードルの高いものになると考えられます。親世代の反応を見ると特にそう感じます。ある年配の知人女性は、卵子提供を大豆のような「遺伝子組み換え」「遺伝子操作」と混同しているようで、強い拒否感を露わにしていました。日本での圧倒的な情報量の少なさを考えると、それは仕方のないことなのかもしれません真顔




一方で、可能性は高くはないかもしれませんが、将来、たとえば骨髄移植などを必要とする疾患に子供が罹患した場合…家族との血縁関係の有無は非常に重要な情報となることは心に留め置く必要があります。




それらを踏まえ、告知に対する私たち夫婦の現在の考えは




〜日本で暮らすならば、子供への早期の告知については慎重にならざるを得ないが、将来の告知を視野に入れる必要はある〜




というものです。ですから、いつか来るかもしれないその時、出自を知りたいと思う子供の気持ちや権利を最大限に尊重するためには、オープンドナー(非匿名)であることがベストであり、完全にオープンではないにしてもある程度の人となりを伝えられることは大切だと考えました。




これはあくまでも私たち夫婦の現在の考えです。今後、子供の性格や家族の事情、日本社会の在り方の変化などにより、考えが変わることもあるかもしれません。ドナーの匿名性や子供への告知については賛否両論があり、現実的にはそれぞれの立場から相反する様々な問題があります。各国の法整備も様々であり、倫理上の観点からもなかなか答えが出せない繊細なテーマです。それらについて私は引き続き勉強していく必要があり、今ここでの議論は避けたいと思います。




台湾では卵子ドナーの匿名性が法で守られているので、病院から夫婦に共有される情報は、血液型・学歴・身長・おおまかな容姿など限定的なもののみで、写真を見ることはできません。そして、夫婦の希望を考慮して病院が選んだ数人の台湾人ドナーからの選択になるようです。




アメリカでも基本的に卵子ドナーは匿名ですが、人により情報の開示を了承してくれる方もいるようです。夫婦は、ドナーの匿名性を選ぶ余地があり、写真を含む詳細なプロフィールの閲覧が可能です。そして、日本人ドナーを選ぶことも外国人やハーフのドナーを選ぶこともできます。




私たち夫婦は日本人ドナーを希望しています。自分達と夫婦両方の両親の心情的な受け入れやすさからです。




また、調べてみると、民族や大陸により罹患しやすい疾患もあるので、日本で暮らす前提で考えると日本人ドナーを選んでおきたい保守的な考えもあります。




そして、コロナ禍の現在、台湾は渡航禁止措置がされているので、残念ながらそもそも卵子提供は一時ストップしていますショボーン




アメリカは州によりますが、たとえばハワイの現在は、陰性証明の提出と帰国後の自己隔離期間を守れば渡航と治療は可能なようです。




このような経緯で、私たち夫婦はまずアメリカアメリカでの卵子提供を考えることとなりました。