一泊二日で予定していたお仕事が急遽キャンセルになり、ポッカリと空いてしまいました。
さて、どうしましょう…
ちょうど以前から、友人に宮島への訪問を勧められていたところ。
これは神様からのプレゼントとばかりに、休暇を楽しむことにしました。
時間はたっぷりあります。
行きは長距離バスを利用。
7:20神戸三宮発、11:26広島市内着。
これくらいの所要時間ならバス移動も嫌いではありません。お財布にもやさしい。
本を読んだり、パソコン作業をしたり、外の景色を楽しんだり、気ままに居眠りしたり、そして、旅先の予習ができ、ゆっくりとした時間が過ごせます。
どんどん非日常の場所へ向かっていく感覚や、地理的な距離感が味わえるのもいい。
4時間なんてあっという間。
到着後、宿泊ホテルに荷物を預けて、いざ宮島へ。
広電宮島口駅からは船に乗り継いで約10分。
丁度この時間は干潮で、しかも大潮とあって、大鳥居のその先まで潮が引いていました。
御社殿は、593年推古天皇によって創建され、1168年平清盛公により現在の規模に造営された、世界遺産厳島神社。主祭神は、市杵島姫命・田心姫命・溝津姫命の三女神です。
水の神である市杵島姫(イチキシマヒメ、またはイツキシマヒメ)が厳島(イツクシマ)の名前の由来。後に仏教の弁才天と習合したのだそう。
また、弁才天はヒンドゥー教の女神サラスヴァティーに由来します。
ここ厳島神社は、滋賀県の竹生島神社、神奈川県の江島神社と並んで、日本三大弁天にも挙げられる場所。
さて、今回のお詣りには大きな目的がありました。
私は今、新しい事にチャレンジしようとしています。芸ごとや美の神でもある、弁才天様にご挨拶して、誓いを立て、気持ちを強く持てるようになりたかった。
思いがけない仕事のキャンセルによって、厳島参拝が叶ったこと。これは偶然ではないような気がしています。
帰りの車中では、ひと安心したのか、暑さからの疲れか、読書の途中で夢の中へ。