新春浅草歌舞伎2019 第2部 | アクエリアス

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『新春浅草歌舞伎2019』第2部


若手歌舞伎俳優の登竜門として39年の歴史がある「新春浅草歌舞伎」。
この時期に都内では四ヶ所で歌舞伎が上演されているが、ご縁あって浅草歌舞伎を観劇。

平成最後の「新春浅草歌舞伎」は、どこもかしこも賑やかで華やかな雰囲気。
私にとっても2019年最初の舞台観劇がこれになる。





11時からの第1部と15時からの第2部があり、其々3つずつ6つの演目を上演する。





出る人と入る人。わずか30分以内で「一気に千人のお客様が入れ替え同時に行います」と劇場スタッフ。予想外のキツキツスケジュールにびっくりぽんだ。



ロビーも賑やか





出演者による「お年玉(年始ご挨拶)」。
今回担当は中村隼人。8年間出演しており、高校生の頃のエピソードもサラリ。お客様にもインタビューしてたが、松也さんお目当てだったのでちょいガッカリか。

【寿曽我対面】は曽我兄弟の仇討ちもの
先輩格の尾上松也が主人公、さすがのオーラと気品。坂東巳之助のメイクと表情が印象的。後から登場した中村隼人はおみ足を披露。

【番長皿屋敷】は純粋が故の身分違いの悲恋
中村隼人が長台詞もこなし瑞々しく好演。中村種之助が可憐で美しい。舞台セット転換で少々暗転長い。

【乗合船恵方萬歳】は庶民や神様らの天下一舞踏会
坂東巳之助が道化色もある達者な踊りで魅了、何をされてもいつも愉しい気分にさせる。 中村種之助も息ぴったり。中村隼人も男前に、尾上松也も優雅に踊る。

歌舞伎版ゾロ&サンジ、ナルト&サスケのクラスタには、とりわけ新鮮で魅力的で、芸の世界をたっぷり堪能。

記念にクリアファイルとポスカ


チケット代も安くお譲り頂けたし、座席も花道にも近くステージも観やすいところで恵まれた。

今年は新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』も上演されるし、年始から歌舞伎に浸れて良かった。