劇団岸野組 東京2018冬 石川五右衛門外伝 | アクエリアス

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劇団岸野組公演『東京2018冬 ~石川五右衛門 外伝~』

劇団岸野組さんにしては珍しくも現代劇。
観世桂男の脚本、岸野幸正の演出でおくる。








ムショ帰りでホームレスの石川五朗は、現代の義賊を目指すクロサギ一味に拾われ働き出す。とある女の依頼から、五朗や仲間たちが謎と闇の危うい事件に巻き込まれてしまう。

てっきりコメディなのかと思ってたら、これがバリシリアスなハードボイルドサスペンスの社会派任侠人情物語。
銃刀まで出てきて、最前列でずっとハラハラドキドキさせられ、ラストはほんのりジーンとさせた。
殺陣やアクションもたっぷり。
ご先祖様の石川五右衛門の登場の度に、シスターズの歌謡ショーとなるが、作詞に戸田恵子の名前があった。

岸野幸正は石川五朗と五右衛門の二役。五右衛門の登場時は、五朗に扮した別のキャストが後ろ向きになり芝居の掛け合いをする。これは仕方ないが、もう少し岸野さんにマッチした人を配してほしいかな。

任侠の藤純子さんモデルな綾部薫子の山路清子は、ボトムスーツの衣装が新鮮、凛とした勇ましい姿が格好良い。
奥田裕子もアクションで奮闘。太っちょ岡田有紀はお腹の部分かクローズアップ。

客演がバラエティー。
小林優子の善と悪の演じ分けが見事。
楠田亜衣奈は昨年の紅白にμ’sで出演されてた人かな。
伊藤かな恵が現代っ子を好演、てっきり劇中と同じ25歳なのかと思った。
古畑恵介は明朗快活で、岸野さんともいいコンビ、今度は『あんステ』で観れるかな。

お花スタンドがいつもよりも豪華。
岸野組さんと、中尾さん&関さんとの、お花のエール交換が楽しい。


終演後ロビーで、チケットもお世話になった山路さんとご挨拶。いつもありがとうございます😊。

劇団岸野組の次回公演は『悪』。
2019年6月に本多劇場だが、ゲスト発表はまだ。