新感線☆RS メタルマクベス disc3 | アクエリアス

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ONWARD presets 新感線☆RS『メタルマクベス』disc3










『メタルマクベス』シリーズdisc1&2より、ちょこちょこと演出が変更されたが、全体のバランスは一番いい。
みんなアニメや漫画にし易そうなビジュアルで、逆2.5次元にも近いテイスト。

1幕のランダムスター夫妻のイチャイチャ感は、「おそ松さん」の六つ子&トト子みたいなSMな関係ぽい。
浦井健治ランダムスターは頑張って凄みを見せて愛らしさはある。マクベス浦井がみんなから「ウララ〜」と呼ばれて、ルパパトのルパンエックスが浮かんじゃう。
長澤まさみランダムスター夫人は1幕は颯爽とした黒皮パンツ、背の高さが際立つ。ローズでは可愛らしい声で、声の使い分けも上手い。ただミュージカル風な歌い方ではないので、思ったより歌声にパワフルさが足りない。

某所で古田新太さんが「じゅんの面白い顔」って言うから、今回は橋本じゅんをマジマジと見つめていたら、最前列なので2度も目が合った感。
エクスプローラーとしては2度目の橋本じゅんさん。disc1 の橋本さとしさん相手と違って、浦井健治さんには容赦なく思いっきり張り叩くw。マジで痛そう。
じゅんさんエクスプローラーの息子はdisc1と同じ人かな。目ちゃんこ気が合ってる。

disc3で一番格好良かったのが、安定した熱演の柳下大。妻子持ちの親父役だからどんなものかと思ったが、デカイ女房ではなく、今回は息子を背負って嘆く父親を、立派に演じきった。

レスポール王のラサール石井は、くどくなく凄みもあって面白い。てか、両津勘吉が王様かと。
レスポールJr.の高杉真宙は、綺麗な顔だが細すぎて、宝塚の女優が男性役を演ってる感じ。芝居はいいが歌はまだまだ。ソロシーンもソロではなく、周りが歌って踊って盛り上げる感じで、何とも心許ない。前2作ではグレコなぞ踊らなかったが、今回の柳下大グレコはバックでキレのあるダンスまで披露。

ラストは高台でのマクベスvsマクダフ対決。浦井健治と柳下大の若い者同士なので、かなりの迫力があり見入った。

そんなこんなで色々と演出が変わったが、disc1のお馴染みのメンバーも再集結して、それなりに面白かった。

アフタートーク。
高杉真宙さんを「みんなのこども」と評して可愛がっていたラサール石井さん。確かに観客目線も健気に頑張る息子を見守る感じ。
浦井健治さんとラサールさんは『ヘンリー4世』以来の共演かな。
「遠くて高くて長い」けど、また観に来てと言ったラサールさんの言葉にウケた。



『メタルマクベス 』で好みだったのは、disc1>disc3>disc2の順番かな。
一部キャストをもう少し入れ替えてほしかったが、異色の組み合わせも面白かった。

ぐるぐるシアターこと、ステアラこと、IHI ステージアラウンド東京の劇場とも、ひとまずこれでお別れか。
昨年4月の『髑髏城の七人』花から通い始めたが、ホント座席によって色々と感想が変わっていく。おかげさまで全体的には席にも恵まれたかな。
『メタルマクベス 』はdisc1は5列、disc2は4列、disc3は1列と、確実に前方センターの前にもいけた。おかげで存分に楽しめた。
ありがとうございました。