ミュージカル 黒執事 地に燃えるリコリス | アクエリアス

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ミュージカル『黒執事 地に燃えるリコリス』。


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舞台『黒執事』シリーズでは初のオリジナルではない原作もの。
アニメ版を思い出しながら、随所に入った布石に唸る。
繊細な再現率と舞台ならではの表現力、実力派キャストの好演と抜群のスタッフワークで、アニメを超えた感動があった。

楽曲が印象的で思いのほか多いし、ダンスもバラエティに富む。アクションが結構多く、イリュージョンなども目を引く。
前方下手側の席だったが、キャストの視線がたまに来るのも嬉しいこと。
久しぶりにミュージカルらしいミュージカルを堪能した気分だ。

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シエル役の福崎那由他くんは歴代の中でも最高の出来。芝居にも歌にも力があり、ようやくセバスチャンと立ち並ぶ存在感。
松下優也くんのセバスチャンも油がのり、闘い後に見せる乱れた髪にも色気。


原作を反映してか、どのキャラクターもとても生き生き。

一幕では殆ど存在感を隠す植原卓也くんのグレルが、凄みと嫌らしさをパワーアップさせて最高。

ドルイットの佐々木喜英くんは腰をくねらせ芝居っ気たっぷりでハマリ役。『幕末Rock』の沖田もハマるだろうな。

荒木宏文くんも劉をよく研究しており、明るく軽快な中、ふと見せる冷たい目が魅力。

鷲尾昇くん、河原田巧也くんに寺崎裕香さんが入った使用人トリオが快調。もっと歌を唄って欲しいな。

太田基裕くん&広瀬友祐くんのWチャールズが息ぴったり。こういうキャラに人気の彼らを起用するのも豪華すぎる。


何といっても、AKANE LIVさんあっての本作だろう。何て素晴らしい女優さん。彼女の歌も芝居も本物が持つ力だ。

マダム・レッドの茶目っ気に笑い、マダム・レッドの言葉に心動かされ、マダム・レッドの歌に泣いた。

声と影絵と芝居で人生を回想させる、シネマティックレコードにも泣けた。


何度もリフレインする曲「道に迷わないように」の歌詞が切なく染みる。

この作品は、おそらく歳をくった女性ほど心震わされるだろう。

今までの黒執事の黒歴史を塗り替えて輝かせる舞台だった。

あらためて考えると、「愛少女ポリアンナ」のパレーおばさまの設定で「赤毛のアン」の話であったな。

観劇には赤を着るのが相応しい。

終演後はDVDを速攻予約。予約金不要で、アニメイト引き取りなので送料も不要。

観る前は再来週のチケットを手放そうかと思ったが、これはやっぱりもう1回観なくては。

長丁場の公演。最後までベストな状態で、生執事の世界を繰り広げて頂きたい。