夫が別居に向けて動いていることが分かり、私はこれからどうしたいのか本気で考えることにしました。
そもそも、私が離婚したくないのは子どもたちのためでした。
子どもたちは父親が不倫してるなんて思ってもおらず、いまだに父親のことが大好きでいます。
その子たちから父親を奪うことになる、それが私が離婚を悩む理由でした。
夫婦のことだけで言えば、とっくに愛想は尽きています。
子どもたちが自立したあとのことを考えれば、こんな最低な男と過ごすなんてとてもじゃないけど考えられません。
子どもたちが社会に出るまでは家族として一緒に生活し、その後離婚するという選択もあったかもしれませんが、今となってはそれも気持ち的に無理です。
私はひたすら考えました。
離婚しよう。
ふと、そう思いました。
思った瞬間、嘘みたいに心が楽になりました。
そうだ、離婚すればいいんだ!
そう決意すると、目の前がどんどん開けてきました。
まず、離婚はする。
でも今じゃない。
子どもたちにはこれからが一番お金がかかる。
下の子が高校を卒業するか、せめて中学を卒業するまでは離婚はせずに別居する。
幸い、夫はアパートを探しているんだし、見つかり次第出ていってもらおう。
そうだ、そうすればいいんだ!
夫の不倫が発覚してからこれまで、頭の中は常に不安と怒りと憎しみでいっぱいでした。
こんなに人を憎めるのかと、自己嫌悪に陥ることもありました。
ものすごく重くてドス黒い感情に押しつぶされそうでした。
でも離婚を決意して、その気持ちがフッと軽くなるのを感じていました。