有馬記念の失意からは回復したものの、なんだか釈然とせず、しばらくは、繰り返し出馬表を眺めていました。


そして、改めて、今後に繋がりそうな教訓を一つ。


今回の有馬記念にもたくさんのサイン馬が出走して参りました。


中には、サインを伝えるためだけに、わざわざG1にやってきたのでは?と勘繰ってしまう馬もいて、


ほんとに、なんて壮大な冗談でできているのだろう、日本の競馬は‼️と感じてしまいます。


まあ、それはそれとして、


有馬で言いますと、サイン馬にも種類が大きく分けて2通りありまして、


いわゆる、【世間一般サイン】と、

【金ロー(金曜ロードショー)サイン】

です。


今回も両方ありました。

金ローサイン馬は、既出の通り。


1.2番 『ルス(留守)』 

1番 『スキア⇨アキス⇨空き巣』

3.4番   『タイ ホ ⇨逮捕』

6.7番 『ド ロ ボ ー ⇨泥棒』

15番 『ジャーニー(旅行)』


『ホームアローン』🏠

家族旅行に出かけた家の留守中に泥棒空き巣に入ったが、たまたま置いてきぼりを食らって、家に残っていた主人公の少年の活躍で、無事に犯人逮捕となったコメディ物語。


という具合です。


そしてこれらのサインは全てパズルのように組み合わさて、3頭の馬券対象馬を指名しました。


ところが、もう一つ、『一般サイン』というのがありまして、こちらは、世相を反映した言葉や名前、『JRA』のメディア発信に基づくサインです、直接、ズバリその馬を示唆しています(あるいは、暗示するように)。


有馬で言えば、


ウクライナ ライラック

パレスチナ ジャスティンパレス


がいましたね。


こちらは、不謹慎にも笑えない単語、反社会的な、反体制的な主張にまつわるもの、の場合、【消し】対象馬となります。


今まさに戦火に苦しむ国の名は消しなのです。

そのことを改めて確信した有馬でした。 


アレ



オオタニ


などと浮かれていてはいけないというメッセージが今回の有馬にはあったように思います。


秋のG1の中には確かに


おめでとうのメッセージがこもったサインもありました。


しかし、締めくくりであり、今年の世相を反映することがあるとしたら、やはりそれは、『戦争』です。


流石の保守JRAをしても、この醜い争いに関して、直ちに食い止めよ!というメッセージを『消し』のサインとして表さざるをえなかったのだと思います。いや、思いたいです。


ジャスティンパレスやライラックには気の毒ですが、やはり平和あっての競馬です。


戦争が終結した時には、これらの馬たちの活躍も戻ることでしょう。その日が早くくることを願っています。


ホープフルな締めくくりとなりますように。


鮎匠56