私は昔からだが、
なぜか昔経験した事や
行った場所、会った人に
ずいぶん時がたってから再度、
同じ縁に巡り合うことが多い。

その中の一つの
不思議な話がある。

妹が亡くなって3日たち、ある夢を見た。
私と娘が、どこかに出かけるようで
荷物をカバンに詰めていた。
すると、本が2冊足りないと言うことを
娘に言った。
すると、向かい合っていた娘の後ろから
はっきりしない影が玄関の方へ歩いて行った。

寝ている私の口がとっさに妹の名前を叫んだ。
家族が目を覚まし、驚いていた。
自分もなんでだかわからなかった。

なんとなくその本が気になりつつ、
妹の部屋の整理をしていた。
見覚えのある本が2冊…。

一つは妹が好きだったノートルダムの鐘。
そして、いつでも会えると言う絵本。

これは、私が20年前に本屋で立ち読みして
思わず感動して泣いてしまった本。
そして
あまりに感動したので、
妹にプレゼントをしたのだ。


改めて開いて読んだ。
まさしく、いまの私達のことのようだった…。
あの夢の意味がなんだか、腑に落ちた。

私が妹にプレゼントしたものが、20年後の私に
こんな形で返って来たことに…。

飼い犬と飼い主の女の子の死別のお話。
犬が飼い主を失って涙し、探しまくる。
だけど目をつむると、いつでも会える、
思い出もたくさんあるんだ。
誰でも愛する人と、いつでも会えるのだと言う事をこんな大人になって再び読むとは思ってなかった。そして20年保存していた妹も…。
偶然と言えば、全て偶然となる。
必然と思えば全て必然となる。

私は後者を選んで生きて行きたい。
妹の命が避けられない宿命だったとしたら
過去の私達は、神様に導かれ、
この時のためにさえも絆を感じずにはいられなかった。

この絵本は位牌と共に飾ってある。
2人の絆と思いの証として…。

愛する人と別れた人に
読んでみて欲しいな。