● 素材の質感を感じられる、アイテム選びを心がけて

こんにちは、片岡すずみです。

住宅街を歩くと、至る所から金木犀の香りが、漂ってきますね。

秋の深まりを感じます。

さて、さっそくですが昨日の続きを。

まだの方は、こちらからご覧いただけます。

素材そのものでできた、ナチュラルな居心地の良い空間を作るには、どうすればいいかというお話でした。

表面に別の素材を貼ったり、塗装をしないんでしたよね。

そうすると、良いインテリアにするには、
  1. 上質な素材を使う

  2. 前回の例だと、無垢の木ですね

  3. 安い素材を、そのままの見た目で、センスよく見せる
このどちらかになります。

上質な素材を使えれるなら、それに越したことはありません。

ですが、安い素材をセンスよく見せるというのは、腕の見せどころでもあります。

前回、なぜ建築家はできて、インテリアデザイナーには難しいと言ったのかと言いますと。

空間の形や、構成が優れていると、素材にあまり目が行かなくなるからなんですね。

建築家が設計する建物って、例えばこんな感じです ↓



なかなか引用できる写真がなくて、「住宅特集」という、建築の専門雑誌を使わせていただきました。

建築家の自邸だそうです。

部材に、何かを貼ったり、塗装したり、ほとんどされていません。

素材そのものが使われています。

注目していただきたいのは、天井です。

拡大すると、節がたくさんあるのが、見えるかと思います。

おそらくですが、そんなに上質な木材ではなさそうです。

でも、そんなこと言われないと、気になりませんでしたよね?

これが、空間自体が優れいていると、質素な素材そのものでも、素敵に見えるということなんです。

さすがにこの例は、表紙になるくらいなので、ちょっと素晴らしすぎるんですけどね(^_^;

みなさんも、ちょっと現実離れして感じられてるかもしれません。

立地の力もありますし。

でも、ここまでではないにしても。

リノベーションで、間取りから変えられるなら、素材そのものでも素敵な空間が作れます。

だから、すでに持ち家という方も、ナチュラルな居心地のいい家にできますからね。

そして、リフォームができない、賃貸などの場合。

なるべく素材の質感を感じられる、アイテム選びを心がけること。

そして、多少柄や色を加えることで、センスの良い、落ち着いた部屋が作れます。

空間自体はいたって一般的なため、難易度は上がりますけどね。

でもその分、時間をかけて丁寧に、アイテム選びを行います。

そうやって、リラックスできる心地いい場所を、お作りしています。


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