こんにちは 田中あゆみです
今回は私が訪れた屋久島の体験型コンセプト施設“sumu”についてお伝えしたいと思います
私にとって初の屋久島は、友人達が作り上げた
という体験型の居住施設への宿泊が目的でした
SUMUのコンセプトは
自然にとって不可欠な“循環”を体験を通して学び、
知識を深めそれらを持ち帰り、それぞれがアウトプットしていくことで、
美しい地球を守り共存していけるという体系を作ろうというもの。
そしてこのような施設が世界中に出来ることで、地球全体が循環し本来の美しさを取り戻すことを促せる第一号のモデル施設でもあります。
SUMUは循環を澱ませる滞りを取り除き川の流域を『澄ませる』SUMU、そこに泊まるのではなく住うように時間を過ごす『住む』SUMU。
またフィンランド語の『霧』を意味するSUMUの意味を持ちます。
施設には寝室棟と別にリビング、お風呂、ラウンジ棟があり其々は“住う”人たちと共有し自然の循環を学ぶプログラムも含め体験を共に過ごします。
施設内はどこを切り取っても美しい緑が目に飛び込みそして洗練された美しく周囲の自然と溶け込む空間となっています。
建築デザインされた小野さんのセンスが光ります。
こちらがMother treeと呼ばれる施設全体の土台となる橋や施設を取り巻く生物達に栄養を供給してくれる家の中心となる木。
特筆すべきは先程のマザートゥリーがそれである所以であるように、
木の根に付随する“菌”を利用して建てられた家であるということ。(日本に古来より根付く建築の方法なんだそう。)
木は根ではなく菌を利用して水分や養分を取り込みそしてマザートゥリーはそれらをその周辺の植物達にそれを贈り続けます。
そうして土、家の土台は強固なものとなり、また周囲の自然の本来の循環を見出すことなくそこに存在することが出来るのです。
(菌を使って家の周囲の木の根を呼び寄せたりするんです)
そしてこのSUMUの位置する場所は屋久島の山の上から流れる水の河口にあたるというのもポイントの一つ。
自然の循環に不可欠な流域の水流れが人間の働きのために滞っている場合。
まずは河口を通していくことで、それに準じて上流に続く水の道の流れを促していくことが出来るからです。
屋久島という地球の縮図とも呼べるような土地の河口にプライシングし、そこで様々なアクティビティを通じて“循環”の必要性、知識を学ぶことで、
そこに来た人其々が地球を尊び守る術を身につけさせてくれる唯一無二の場所です。
そこでオーナーの一人でありこの場所をデザインした世界的建築家である小野さんとそのパートナーであり2年の月日を費やしこの体験型住居を形にしたまりなチャンと友人達と家族のように時間を共有し体験を共にしシェアするという唯一無二の時間を過ごしました
家族のようにというのもポイントの一つで、この場所が宿泊施設や誰かの家のように泊まりに来ている感覚ではなく、
自らの家のように共に住まい、時間を共有することで得られる感覚をとても大切にしています。
それすらも自然の循環、そして私達一人一人がその1ピースであるという考えに既存しているのだと私は思います
近くの畑で分けて頂いたお野菜を使って皆んなでお料理してみたり
夜はラウンジで宇宙の話しを語りながら美味しいケーキをシェアしたり
降水量の多い屋久島では日常茶飯事の雨音と海の音色に静かに耳をすませてみたり…
sumuのすぐ下のまさに河口で薪になる木を摂りながら生態系を観察したり…
屋久島という大きなエネルギー体を観察し、学びながらそれを家族と共存しながらアウトプットするという唯一無二の時間を過ごしました。
循環の大切さそしてそれらの1ピースである私の存在。
循環を滞らせた私達がそれを再び澄ませるために今出来る事を考えて実行したいと今回の体験を通じて強く感じました
屋久島という日本や世界の縮図である島の大自然を観察して学びながらそのさらにミクロの世界のsumuで落とし込むという正に完璧な体験型次世代住居のモデルがそこにありました
次回はsumuから出た屋久島についてレポしますね
本日も最後までお読み頂きありがとうございました
皆様ごきげんよう!!