亀の歩みのシンガーソングライターの大橋歩美です。
今年の年始に見た映画です。
ちょうど40年ぶりの続編となる本を購入・読了してから、この映画を観ました。
本を読了した後の読書感想文。
https://ameblo.jp/ayumusic7/entry-12834111301.html
数年前に『窓ぎわのトットちゃん』読んでいたことや、『窓ぎわのトットちゃん』の挿絵にいわさきちひろさんの絵が使用されていて、ちひろさんの展覧会に行ったなどの体験もあるからか、この作品を観る以前の2、3年前からYoutubeのおすすめに黒柳徹子さんの番組が現れて視聴していたこともあり、かなり興味津々で向かいました。
絵が可愛い。
背景も綺麗。
約40年前に出版された『窓ぎわのトットちゃん』を原作にした映画。
戦前から戦時中、日本本土への空襲が激化した年の疎開までの様子が描かれていました。
戦前は、バイオリニストのお父さんと歌の勉強を音楽学校で学び、綺麗で手先が器用なお母さんと愛犬と暮らしていたトットちゃん。
小学校では、授業中に落ち着きがないことなどから退学させられてしまい困っていましたが、「普通の子」が集まっている学校よりは、ワクワクすることが多くて毎日が楽しいトモエ学園と出会い、入学を許可してもらえたことで、学校に通って楽しく学ぶことができるようになります。
同じ教室で学ぶ友達との交流や、先生とのやりとり、周りの大人とのやりとり、少し変わっている子と思われがちだけど、本当はとっても優しくて良い子なトットちゃんの素直さ、優しさ、出会った人との出会いと別れの、嬉しさや悲しみ、寂しさが、可愛い絵と一人一人の言葉から自然と染み込んでくる作品でした。
戦前戦時中への街や生活の様子が急に変わってしまい、着る物も食べるものも使う言葉も道具も自由に選ぶ権利がなくなり、制限のある暮らし。
辛い生活を強いられるということ。
自然災害が起きた際の報道や現地に住む被災した人々やボランティアで出向いた人々のSNSでの発信などから、1日も早く苦しい環境から解放されたい、解放してあげたいと思うだろうと伺い知り、もし自分がその状況に陥ったら不自由であろうことは、容易に想像できます。
それ故に、人為的に引き起こされていつ終わるのかもわからない戦時下で、同じ人間同士が監視し合いながら不自由な環境で暮らしていくなんて、明日何が起こるのかもわからず怖いし、周りの目は息が詰まるし、やりたいことも食べたい物も制限されるなんて、生きながら死んでいるような生活は耐えられないだろうなと思います。
お腹が空いていても満足に食べることができない苦しい最中、一緒に笑って過ごした仲良しの友達とのお別れのシーンは、本当に悲しくて、ボロボロと泣きながら観ていました。
きっかけが何であれ、昨日まで元気に笑っていた人が突然いなくなるのは、本当に悲しくて寂しくて辛いことです。
人と人とのつながりや、言葉や命に対する感情が大切に描かれていて、幸せと悲しさをアニメーションと言葉と「トットちゃん」と呼ばれていた黒柳徹子さんとその周りの人々の人柄の温かみが伝わってくる作品でした。
戦争は、恐ろしいし、何も良いことはなく、絶対良くないと、戦争を体験した人々が口々に言うのも納得できるし、この作品の本も、映画からも改めて感じました。
主題歌の作られた背景や、作品に関与した人々の言葉を窺い知れることが楽しくてついついパンフレットを買って読んでしまいます。
元旦でしたが、上映終了日が迫っていたこともあり、そこそこお客さんがいるなと感じました。
この後、緊急地震速報がスマホから聞こえて、音にびっくりして半べそをかきながら、長くて強い横揺れが3.11を思い出させて津波が心配だなと思っていました。
まだ、地震から3ヶ月ほど。
3.11のことを考えると、一番被害の大きかった地域などは、まだまだ、復興までに時間がかかるのだろうなと思います。
明日、何が起こるのかが見えてしまう人も稀にいるけれども、大半の人には、わかりません。
万人に手を差し伸べられるほど、万能でもありません。
トットちゃんみたいに、体が不自由な人などの困っている人に手を差し伸べてあげることが、誰にでもできるかと言ったらそんなこともありません。
自分が困っていて助けて欲しくてもうまく伝えられなかったり、困っていることが伝わったとしても、誰もが自分を助けてくれるわけでもなければ、そのことで誰かを恨んだりすることも違います。
ただ、自分が苦しくても、せめて後で悲しい別れが突然訪れてしまった時に後悔しないように、可能な限り「ありがとう」と「ごめんなさい」を言い忘れないように暮らしたいものです。
是非一番下までスクロールしてご覧下さい(更新 2024年2月29日)。
シンガーソングライター
独自の視点で描いたメッセージ性のある歌詞と耳馴染みの良いポップス、ロック、ポップロックを中心としたメロディーを、薄い倍音がかかった中音域がよく響く声で歌う。
胎教音楽としてリチャート・クレーダーマンのピアノを聴いていた(らしい)。
幼稚園入園前から家にあったキーボードで聞こえる音を再現しようとする。
5歳でヤマハのグループレッスンに入会、歌とエレクトーンで音に親しむ。
グループレッスン閉鎖で8歳からヤマハでピアノを習い始める。
学校は苦手だったが、小学校にあった色んな楽器や、音楽の時間の合唱を楽しむ。
中学生ごろから作詞作曲もどきを開始。
高校のオーケストラ部でバイオリンを始めた一方、ピアノはスランプに。
大学の短期留学中、派遣留学生用の特別プログラムとは別に、派遣先大学の音楽部のオーケストラの授業にオーディションを受けて参加。
大学卒業後は、色んなアーティストのライブを観覧しながら音楽の道を模索。
東日本大震災の翌年からボイトレ、作詞作曲、ピアノ弾き方りの勉強を始め、がむしゃらに色んなジャンルの音楽を聴きまくり、コードを初めて習い、ライブ活動もほどほどに行う。
コロナ禍の始まる直前の2019年末からYouTubeにピアノ弾き語り動画を不定期更新開始。
現在は、ボイトレと並行してDTMと動画編集も勉強中。
TikTokも始めました。
デザイナー
派遣社員として働いていたが、体調不良により契約終了で2022年10月から失業者となり、求職活動をする中で偶然見つけたグラフィックデザインとWEBデザインを職業訓練で半年学ぶも、現在も通院しながら求職活動難航中のため、自治体運営の各所などに相談しつつ、フリーターをやっています。
チラシ制作、名刺制作、サイトデザイン制作、簡単な動画編集、仮歌の録音など承りますので、各SNSのメッセージ機能でご連絡ください。
面識と良識のある方を優先するかとは思います。
YouTubeチャンネル
大橋歩美Ayumusicチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCwNxdhPfIpLKK2j6yto5GuA
※イヤホン・ヘッドホン使用、もしくは、音量を気持ち大きめでの視聴推奨
☆オリジナル曲
NEW
二つの絆/大橋歩美(オリジナル曲)
オリジナル曲まとめ
https://www.youtube.com/playlist?list=PL3HhwF_34b1QkoIdNj4wcSHRdQ_WejWAY
☆カバー曲
NEW
Hello, Again〜昔からある場所〜/ My Little Lover
夢じゃない/スピッツ
科学の夜/DoAsInfinity(ピアノ弾き語りcover)
少年時代/井上陽水
時に愛は/奥井雅美
(劇場版『少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録』より)
Komm, süsser Tod / 甘き死よ、来たれ
(劇場版『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』)
♩KAN/愛は勝つ(cover)
♩ZARD/永遠(cover)
他
カバー曲まとめ
https://www.youtube.com/playlist?list=PL3HhwF_34b1THTckyzyGyIc6co-2ujHu5
SNSまとめ
Twitter、Instagram、Facebookページ、TikTok、Youtube、アメブロのリンクがまとまっています。
https://linktr.ee/Ayumi.Ohashi?utm_source=linktree_admin_share
チェコ親善アンバサダー
チェコ政府観光局公認チェコ親善アンバサダー(2019年~)。
2019年、2021年、2022年のチェコフェスティバルで、チェコの歴史、文化、音楽についてのプレゼン&ライブを行った。
チェコ語も学習中(2020年~)。
高校で所属していたオーケストラ部で、演奏旅行へ行く機会をいただき、人生初の海外旅行でドイツとチェコへ。
プラハ城(大統領府)内のスパニッシュホールでの演奏や、プラハの旧市街の街並みをみる観光のありがたく貴重な体験から、御伽の国のような街並みをいつかまた見てみたいと思い続ける。
現在は日本で触れたチェコ体験をSNSで発信するなど、活動中。
ブログテーマ「チェコ親善アンバサダー」まとめ(アメブロより)
https://ameblo.jp/ayumusic7/theme-10108774356.htm
【チェコ共和国】出演動画一覧
チェコの音楽スポット
https://www.youtube.com/watch?v=Z_4NxKlYlz4&feature=youtu.be
カードゲーム「カルテット」とチェコアニメの聖地ズリーン
https://www.youtube.com/watch?v=-8YJmSex9TM
写真撮影、文 大橋歩美
機材 iPhone12mini