◎もう去年の夏になりますが💦、リサイクルショップで買ってきた「Minolta MC Tele Rokkor-QD 135mm F3.5」を分解清掃して作例を撮った内容になっています。
なので作例も去年の夏のものになっています。
☆今日の聖句 エフェソの信徒への手紙 6:12 新共同訳
わたしたちの戦いは、血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするものなのです。
平和を愛される神も、悪に対しては断固として戦うことを命じておられます。人に対して戦うのではなく、人を悪に走らせ罪の世の支配の下に縛り付ける悪しき霊、サタンに対して、決して屈することなく、万軍の主、義なる神の力によって対抗する私たちでありますように。
①「Minolta MC Tele Rokkor-QD 135mm F3.5」
1966年発売? 当時の価格は¥13.900 ミノルタSRマウント 重さ: 388g
レンズ構成: 4群4枚(エルノスター構成) 絞り羽根枚数: 6枚 開放値: f3.5
最小絞り: f22 最短撮影距離: 1.5m フィルター径: 52mm
コーティング: アクロマティックコーティング 外寸: 63x88mm
この時代のミノルタレンズはクリーニングペーパーやエタノールなどで拭くと一発で剥がれる「アクロマティックコーティング」が使ってあります💦
レンズに光を当てて緑色に反射するコーティング部は良く洗った指先に中性洗剤を付け、水を流しながら優しく洗い、ブロアする事をお勧めします。
②それでは分解清掃していきます
A: まず銘板を吸盤オープナーなどを使い、反時計回りに回して外します。
B: カニ目レンチを外側の凹に入れ、前群ユニットを反時計回りに回して外します
C: 前群ユニットを分解し、各レンズとスペーサーの向きをマーキングしながら取り出します。
この時に一枚目の後ろのコーティングには触れないようにして下さい💦
D: このスペーサーには向きがありますが、もしスペーサーに向きがなくても外した時の向きは厳守した方が良いです。
③アクロマティックコーティングと内部鏡筒の取り外し
A: アクロマティックコーティングはおおよそ前玉の内側か、後玉の内側に施されている事が多いですが、たまに違う事もありますので、光を反射させながら緑色に反射しないか確認して下さい💦
B: レンズのみの清掃でしたら、遮光パーツを外してロックリングを外し、後玉(1枚)を外して清掃すればいいです。(画像④のC参照)
でもこのレンズのコーティング内側も緑色に反射しました…💦
C: ここからは絞り羽根清掃とヘリコイドグリス交換作業になりますので、まずフィルター枠を外します。
D: 見える3個のネジを外す前に、内側鏡筒(艶消し黒部分)とヘリコイドとの位置関係をマーキングしておきます。
④内側鏡筒の取り外し
A: 内側鏡筒を取り外します。
B: 外したネジにはワッシャーが入っていますので、あるか確認します。
C: ロックリングを外し、後玉の向きをマーキングしながら取り外します。
D: ここもAC(アクロマティックコーティング)の確率が高いので、中性洗剤と指先で優しく洗ってブロアします。
⑤絞り羽根の清掃
A: 絞り固定側の位置マーキングをします。
B: 周囲にある3個のイモネジを緩め、固定側を外したら絞り羽根を向きと表裏を確認しながら外します。
(固定側を組み立てる時はイモネジの打痕をネジ穴のセンターに合わせると確実です)
C: 擦れる部分は全てエタノールで洗浄し、絞りを組み直します。
D: ヘリコイド部を分割する為に本体周囲にある3個のネジを外します。
⑥ヘリコイドの分解
A: マウントとヘリコイドを分割します。
B: フォーカスを一番縮んだ∞にセットしたら、フォーカスリングを固定している3個のネジを外します。
そしてフォーカスリングをゆっくり引き抜いたら途中で止め、組み合わせの位置マーキングをし、フォーカスリングを完全に取り外します。
C: ∞の状態でそれぞれの組み合わせ位置マーキングをし、∞の時のメインヘリコイドとサブヘリコイドの幅をそれぞれノギスで測定しておきます。
D: 直進キー2個を外します。
⑦ヘリコイドグリス交換
A: メインヘリコイドをかなりゆっくり慎重に回し、外れる瞬間の位置をサブヘリコイドにマーキングしておきます。
B: サブヘリコイドも外れる瞬間の位置を筒にマーキングしておきます。
そして古いグリスをホワイトガソリンなどの溶剤で綺麗にしたら新しいヘリコイドグリスを固い筆などで塗布します。
組み立てはまずサブヘリコイドを外れた瞬間の位置から入れ、測定した幅まで入れたら画像⑥のCのマーキング位置で止めます。
次にメインヘリコイドを外れた瞬間の位置から入れ、ここも測定した幅で止めたらマーキング位置に合わせます。
C: 直進キーを組み立てる時はまずグリスを塗り、内側に力をかけながら組み立てないとヘリコイドが重くなる原因になります。
後は逆の手順で組み立てていきます。
D: 内側鏡筒を組み立てる時は絞り連動ピンが凹に入っているか確認して下さい。
⑧絞りリングのクリックボールのグリスアップ
ミノルタの絞りのクリックボールは小さい為、使い込んでレンズ側の山が削れると嚙みこんで動かなくなる事が良くあります💦
これを防ぐ為にボールの入っているネジを外してグリスアップしておく事をお勧めします。
今まで使い込まれた2本のレンズの絞りリングが噛みこんで動かなくなり、ドリルでボール穴を削り、一回り大きいクリックボールを入れて修理した事があります。
⑨「Minolta MC Tele Rokkor-QD 135mm F3.5」の作例
使用カメラはフルサイズミラーレスの「ソニーα7」で、絞り値は分かる範囲で記載しています。
この写真のタイトルは「手前に変な雲」。
⑩ちょっと一休み
開放f3.5
充電中(自分がw)。
⑪申し訳ありません
開放f3.5
3台全部壊れてましたが、おそらく今の時代で迷惑を感じる人は少ないと思いました。
⑫積乱雲
夏に撮影したものです。
⑬信号待ち
開放f3.5
⑭タミヤ本社
タミヤもキャラクター物を出すといいかも…
でも伝統がありますからね。
⑮ダイハツ・ミゼットじゃなくて…
おそらく1959年に発売されたマツダの三輪自動車「K360」でしょうね。
⑯有名撮影ポイント
沢山の人が居ると凹む管理人(笑)
⑰皆さん良い機材をお持ちで…
未だ撮り鉄で三脚を使った事がない時分です。
⑱試し撮り
Rokkor 135mmで撮り鉄。
⑲近くの雑草
開放f3.5
⑳お待ちください
夜中に信号がなかなか変わらないと思ったら、夜間反応式のセンサーまで寄ってなかった事がありました。(笑)
㉑インパクトのある自動車屋さんの看板
テール側の方が、突っ込んでいるみたいでインパクトがあるかもしれませんねw
㉒まじめにフィギュア撮影してみた
これ撮るのにセッティングが割と大変だったのはここだけのお話で、暑くなってきたので所謂サービスショットです。
(o゚Д゚)=◯)`3゜)∵ ←
でもこれ撮ってミノルタがアクロマティックコーティングをやめた理由がなんとなく分かる気がしました。
強い光だとコントラストがちょっと落ちるんですよね…💦
被写体は「バンプレスト シャングリラ・フロンティア -Celestial vivi- 天音永遠」で、思ったよりデカいですね。
◎以上、【ミノルタ「MC Tele Rokkor-QD 135mm F3.5」分解清掃・作例】でした!
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