◎もう2ヶ月前の事ですが💦、とあるリサイクルショップのジャンクコーナーにあったミノルタ「MC ROKKOR-PF 135mm f2.8」を分解清掃して作例を撮った内容になっています。
この時代のミノルタのレンズは拭くだけで剥げてしまう「アクロマチックコーティング」が施されている物が多く、このレンズも前玉の裏に使ってある為に、分解清掃はかなり慎重にやる必要があります。
☆今日の聖句 コリントの信徒への手紙二 4:16 新共同訳
だから、わたしたちは落胆しません。たとえわたしたちの「外なる人」は衰えていくとしても、わたしたちの「内なる人」は日々新たにされていきます。
私たちの肉体はやがて年老いて衰え、死と共にすべて失われますが、キリストの十字架を信じる者はキリストの復活に与り、永遠のいのちが約束されていますから感謝いたします。やがて天にて栄光のからだをいただき、神と共に永遠に生きる希望を抱いて喜びの生涯を送る私たちでありますように。
①ミノルタ「MC ROKKOR-PF 135mm f2.8」
1970年発売 レンズ構成: 5群6枚 最小絞り:f22 フィルター径: 55mm
フード: ビルトインタイプ 最短撮影距離: 1.5m 絞り羽根枚数: 6枚
外寸: 67x93mm 重さ: 490g 焦点距離: 135mm 開放値: f2.8
②それでは分解清掃していきます
A: マウントのネジ4個を外します。
B: 絞り連動ピンの入っている位置を確認しながらマウントを外します。
C: 後群レンズユニットを反時計回りに回して外します。
D: こんな感じで外れますが、分解歴のあるレンズだと途中から緩んでしまう事があるかもしれません💦
③後群レンズ清掃と鏡筒分解
A: レンズの向きをマーキングしながら外し、各レンズを清掃して組み立てます。
B: 絞り羽根の動きと油滲みがないかチェックします。
C: 鏡筒の中央2ヶ所にあるイモネジを緩めたら、ここは逆ネジになっているので時計回りに回して前外枠を外します。
D: こんな感じで外れると思います。
④慎重を要する前玉
A: 前群ユニットを反時計回りに回して外します。
B: ヘリコイドグリスはカチカチやスカスカでなかったので、今回は手抜きで柔らか目のグリスを筆で補充しておきました💦
C: ロックリングを外して3群レンズの向きをマーキングしながら外します。
D: 銘板部を反時計回りに回して外し、1群(前玉)レンズの裏に触れない様に慎重に外します。
今までの経験でアクロマチックコーティングはエタノールやレンズペーパーだと一発で傷付いたり剥がれたりするので、奇麗なら触れない方が無難です。💦
もしカビがあるのなら、手をしっかり洗い、薄めた中性洗剤を付けて指の裏で優しく洗い、水を流して奇麗にしたらすぐにブロアで水を飛ばすと良いです。
⑤2群レンズ清掃
A: 3群のホルダーを反時計回りに回して外します。
B: ロックリングを外して2群レンズを取り出します。
C: 各レンズの清掃が終わったら逆の手順で組み立てれば完成です。
D: 実はですね…
ボケてアクロマチックコーティング部を軽く拭いてしまったら、ちょっと傷が付いちゃったんですよね💦💦
やっぱり危ういアクロマチックコーティング!!!
皆さんも気をつけてください。
⑥ミノルタ「MC ROKKOR-PF 135mm f2.8」の作例
f8.0
使用カメラはフルサイズミラーレスのソニーα7を使っています。
絞り値は分かる範囲で記載しています。
⑦桜の葉
f4.0
⑧小型ショベル
開放f2.8
ただ絞るのを忘れていただけです…
⑨びっくりしたw
開放f2.8
決してマンホールに作業員が落ちている訳ではありません💦
⑩2ヶ月前のモミジ
開放f2.8
⑪逆光
開放f2.8
この画像は出ていませんが、青っぽいゴーストがちょっと出る感じです。
⑫オブジェ
開放f2.8
見てるだけで寒く感じるオブジェ…
⑬口径食
開放f2.8
レモン状の口径食が割と出ます。
⑭架線柱
f11.0
⑮プリウス
開放f2.8
⑯ブツ撮り(ねんどろいど キズナアイ A.I.Games 2019Ver.)
開放f2.8
⑰ブツ撮り f8.0
f8.0
開放はカリカリではありませんが、中央は割と良く解像する感じでした。
全体の画像が安定するのはf8.0以上に感じます。
◎以上、【ミノルタ「MC TELE ROKKOR-PF 135mm f2.8」分解清掃・作例】でした!