◎以前記事にした「今も崩れ続ける静岡県の「大崩海岸」の様子と歴史」の道路下にかつて東海道本線が使っていたトンネル「旧石部隧道・坑門跡」が残されているんです。
今回は大崩海岸へ行ったついでに、今も崩壊が進んでちょっと危険な「旧石部隧道・坑門跡」へ行った時の様子になります。
朝にはどうか、聞かせてください あなたの慈しみについて。
あなたにわたしは依り頼みます。
行くべき道を教えてください あなたに、わたしの魂は憧れているのです。
罪と悪の支配するこの世の不条理に心を痛めつけられ耐え難き試練の中を通り過ぎるとき、私たちにはなお依り頼むことのできるお方、愛と慈しみと公義に満ちた主なる神が共にいて行くべき道を示してくださいますから感謝いたします。涙と共に通り過ぎる夜も必ず明けて、やがて希望の朝が訪れると確信して主を待ち望む私たちでありますように。
①「旧石部隧道・坑門跡」への入り口
ねんどろいどかばん: 「昔はどこが入口か分からなかったのですが、今は同好会の方がこうして看板や山道を整備してくれています♪」
②道中はそれなりに厳しい道のり
ねんどろいどかばん: 「もともと歩道では無い場所なので、足元に注意しないと危険ですね💦」
③暫くすると景色が開け…
ねんどろいどかばん: 「ついに来ました! 旧石部隧道・坑門跡です!!」
「1888年(明治21年)に完成して1944年まで東海道本線で使われたもので、東京側は新石部トンネルと統合し、大阪側のこちらは放置されています」
④旧石部隧道
完成してから136年も経ち、放置されてから63年も経っています。
⑤それでは山側のトンネルに入ってみましょう
ねんどろいどかばん: 「ちょっと怖いけどトンネルに入ってみます」
管理人: 因みに海側のトンネルは崩壊の為に勇気と体力がないと入れません💦
⑥旧石部隧道内
ねんどろいどかばん: 「トンネル内は当時の蒸気機関車の煤で黒くなっていました。 どうやら閉鎖後は地元民の倉庫として使われていたみたいですね」
管理人: 旧石部隧道の東京側は新石部トンネルと結合されて東海道本線が通っているので、ここに居ると電車が通る音が聞こえます。
⑦不幸にもここは大崩海岸
ねんどろいどかばん: 「そう、大崩海岸の名の通りここは『アルカリ玄武岩を主とする脆い地質による土砂崩壊が頻発する地』であるんですよね」
管理人: なので旧石部隧道の坑門は災害の度に崩壊していってるんですよね💦
⑧無残な姿を晒す坑門
ここで映画のロケ撮影ができそうなレベルです💦
⑨旧石部隧道(大阪側)の全景
トンネルの坑門は2007年頃に完全崩壊しています。
本来の姿は次の画像をご覧ください。
⑩これは1944年以降の東海道本線が移設された後の写真になります
この画像はネット上から拝借したもので、クレームがあったら削除します💦
1944年に東海道本線が日本坂トンネルに移設された後は道路として使われました。
しかし1948年のアイオン台風により海側(下り線)の石部トンネルが崩落した後は海側が通行止めになり、1961年の新石部トンネルとの統合で旧石部隧道は完全通行止めになりました。
右奥に見えるのが、前回の記事で載せた崩落前の石部第五洞です。
⑪崩壊してる坑門
右奥に見えるのが1971年の石部第五洞門の崩落で作られた石部海上橋。
⑫以下、旧石部隧道の様子をご覧ください
⑬これはトンネルの前に架かっていた橋のパーツだと思われます
⑭かつてあった防波壁は粉々に…
⑮橋の装飾石でしょうね…
⑯
⑰これはトンネル前に架かっていた橋の下の「煉瓦アーチ」らしいです
⑱次に来たらまた崩れて形が変わっていそうな
⑲旧石部隧道の横の壁も崩落寸前です💦
⑳とてもスリリングで歴史を感じるものでした
ねんどろいどかばん: 「136年の時を経た旧石部隧道は当時の様子を今も伝え続けていると思いました。 でもとりあえず今回は地震が来なくて良かったです💦」
管理人: そう言えば静岡って、リアルにサーバルが逃走した事がありましたね。
◎以上、【崩壊進む大崩海岸の「旧石部隧道・坑門跡」】でした!